過去ログ - 上条「学園都市はこっからが正念場だ」
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18:名無しNIPPER
2016/03/20(日) 12:23:12.48 ID:z9KorbYz0
― 学園都市、とある路地


廃棄ビルが多いこの路地裏では、一方通行とアックアの交戦が行われていた。


アックア「………中々に面白い異能である。力の向きを変える能力か」

一方通行「チョロチョロ逃げ回りやがンじゃねェぞ三下ァ!!!」


一方通行の残る能力使用時間はおよそ二分。

一方通行自身も気づき始めていた。

このまま戦闘を続けるのはまずい、と。


一方通行(チィ。何だか知らねェが、能力を使った俺の速度に付いてくる奴なンざ初めてだ)

アックア(道端の物を手当たり次第に投げ飛ばしてみたが、こいつは常に自分の周囲に結界のようなモノを張っているのであるな。カウンター、いや、反射か?)


が、アックアもまた攻めきれずにいた。

彼は学園都市最強の超能力者の能力を知らない。

そして、自身の持つ『魔術』が彼の能力の演算範囲外にあるという事も知らないため、アシュケロンを置いて来たアックアには攻撃の仕様が無いのだ。


アックア(この場合は引いた方が良いか? だが何故か奴も相当に焦っているのである。何らかの時間制限付きか?)


辺り一帯を丸ごと崩壊させてまわるようなその攻防は、学園都市中に存在する監視カメラに捉えられていた。



―― 学園都市、風紀委員第一七七支部


ガタン! と、初春がパソコンの画面に目を向けたまま立ち上がり、斜め後ろで仕事をしていた白井に呼びかける。


初春「一方通行さん、見つかりました!!!」

白井「!! 場所はどこですの!?」

初春「第七学区の裏路地です!! スキルアウトがたまり場にしているあそこ!!」

白井「了解ですの。では、上条さんとお姉様にもすぐに連絡を入れますわ。ところで、その方はそんなところで何を?」

初春「交戦ですかね……第一位の超能力者が誰かに手こずるなんて思えませんが……」

白井「まぁ、その場合は用事より先に逮捕する必要がありそうですわね。では、行ってまいりますわ」


シュンッ、と白井はテレポートを使って御坂の元へと向かった。


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