過去ログ - 上条「学園都市はこっからが正念場だ」
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21:名無しNIPPER
2016/03/20(日) 13:50:58.70 ID:z9KorbYz0
何が起こった?

一方通行は、頭全体に響く痛みを感じながら、そんな事を考えていた。

使用時間切れではない。残り時間は心もとないが、たしかに四〇秒ほど残っている。

思い当たるのは、つい一昨日の事件。


一方通行(木原と同じ攻撃方法か? チィ。どいつもこいつも、ンな事をどうやって平然とやってのけやがる)

アックア「偶然か。だが、手ごたえは感じたのである。拳を瞬時に戻す……たしかにこれなら貴様にダメージを与えられる」

アックア「その能力だ。殴り合いの喧嘩などした事もないのであろう? そんな貴様に、私の一撃があと一撃と耐えられるかどうか。見ものであるな」

アックア「尤も。その前に貴様のタイムリミットが来るか」


やってしまった。と、一方通行は笑いながら嘆息する。

だが、いつかはこうなると思っていた。

一万人の妹達を殺した自分に、幸せな最期など残っていない事は明白だった。

だが。

しかし。

けれど。


《打ち止め「死なないで? って、ミサカはミサカは貴方に懇願してみる」》


何故だか、脳裏にやかましい少女の声が響いた。


一方通行「は―――ッ!! そうかァ。そうだよなァ? まだ、死ぬわけにゃいかねェよなァ?」


鼻っ柱を折られ、鼻血をみっともなく出し、顔面がズタズタになっていても、それでも一方通行は立ち上がる。


一方通行「俺が死んだら、誰がアイツを守ってやれるってンだ。まだアイツは入院してる……あのガキ守るためにゃ死ぬわけにはいかねェんだよ!!」

アックア「……良い決意である。だが、それでも相対し、ここまでの力を私に見せつけた以上は、放っておくわけにもいかん」


両者の最後の攻撃が交差する―――――瞬間。二人の目の前に太い鉄柱が現れた。


アックア・一方通行「!?」


ザッ!!と、両者が互いに後方へと下がる。そして、二人が同時に、それをした人物の気配を察知し、右を向いた。


御坂「そこのゴルフウェアの男。動かないで。次は威嚇じゃすまないわよ」

白井「風紀委員ですの!! とりあえず、ご同行願いますわ。もしも拒否するのなら、その時は強硬手段を取らせていただきます」


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