15:名無しNIPPER[saga]
2016/03/22(火) 01:39:24.61 ID:w8NWr5C/0
「ほら、それにさ、生って多分気持ち良いよ」
「ぐっ……」
漫画のように大袈裟にお腹を抑え出す。抑えるならテントを張ってるそれの方がいいと思う。
死ぬ間際は子孫繁栄の本能が高まるらしいけど、それをわざわざ我慢して杏の心配をするのは確かに愛されているのかもしれない。
気付かれないように、声を溜息で濡らす。
分かっている。彼はそう、そういう人だから。きっと死ぬまで。
「それでもやっぱり、なんでしょ?」
答えは返ってこなかった。
彼は未だにベッドまで上ってこないから、仕方なく布団ごと彼のそばまで移動してあげた。
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