過去ログ - 前川みく「ハンバーグが鳴く頃に」
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24: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 12:11:39.62 ID:6MxfTFCf0
「いただきます!」
そんな事を考えていると、先に彼女がハンバーグを食べ始めたので、
みくもその声につられるようにテーブルの上からナイフを手に取った。
25: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 12:12:08.89 ID:6MxfTFCf0
今度は反対側の手に持ったフォークで、一口大にカットした肉片を、ふーふーとしっかり冷ましてから、口の中へ。
すると肉の風味が、むわっと口の中に広がって、そのまま前歯で噛み切ると、残っていた油が舌を満たす。
26: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 12:12:55.70 ID:6MxfTFCf0
===
「いかがでしたか、ハンバーグのお味の方は?」
「はい。今まで食べたどのハンバーグよりも、美味しかくて……ほんとにびっくりです!」
27: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 12:13:54.75 ID:6MxfTFCf0
「さて、どうであった?」
先に外で待っていた蘭子が、店から出てきたみくを見て声をかける。
28: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 12:14:41.95 ID:6MxfTFCf0
「あっ、でもでも。今度食べる時はオススメじゃなくて、
蘭子ちゃんが食べた『闇夜のハンバーグ』とか……違う種類のハンバーグを選んでみようかにゃ!」
「……やみ……よ?」
29: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/03/22(火) 12:15:11.47 ID:6MxfTFCf0
===
びっくりハンバーグのお話は、これでおしまい。
さらっと読める、谷山浩子さんの曲のような、へんてこりんなお話が書きたかった。
30: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2016/03/22(火) 12:28:42.85 ID:6MxfTFCf0
訂正
>>24
×小さくそう呟いてから、みくは手にしたナイフの切っ先を、鉄板の上に横たわる肉の塊に触れさせと、
切っ先は、ふにっとした弾力で押し返された。
○小さくそう呟いてから、みくは手にしたナイフの切っ先を、鉄板の上に横たわる肉の塊に触れさせる。
31:名無しNIPPER[sage]
2016/03/22(火) 12:30:52.52 ID:6h85I5X9o
乙!
32:名無しNIPPER[sage]
2016/03/22(火) 12:31:18.98 ID:n4iQQcQQO
不思議っていうか意味不明な話だったからコメントに困る
33: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2016/03/22(火) 12:38:23.44 ID:6MxfTFCf0
重ねて訂正、申し訳ない
>>25
×ほとんど同時に食べ終わっていた対面の彼女も、満足気そうに微笑んで言う。
○ほとんど同時に食べ終わっていた対面の彼女も、満足そうに微笑んで言う。
34: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2016/03/22(火) 12:45:05.55 ID:6MxfTFCf0
重ね重ね本当に申し訳ないです。修正
>>28
×「私が食べたのは……ただのチーズハンバーグ、ですよ?」
○「私が食べたのは……『死人のハンバーグ』、ですよ?」
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