過去ログ - 閻魔「それでは被告人に判決を言い渡します」
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◆NSr7d3y3ORk4
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2016/03/24(木) 23:22:11.77 ID:muD4CT5Wo
女「儀式、というのは広義には人間だけが行える行為。 ヒトと動物の一線を画すものです」
女「『毎日決まった時間に三食』『いただきます』と言ってから『マナーに気を付けて』ごはんを食べる……」
以下略
11
:
◆NSr7d3y3ORk4
[saga]
2016/03/24(木) 23:23:11.56 ID:muD4CT5Wo
女「このかさぶたはいつ頃できたものなんでしょう。 歪んだ肩甲骨は重い荷物を来る日も来る日も担いできたに違いありません」
女「そうやって身体に残された人生の跡を、視覚で触覚で味覚で嗅覚で聴覚で忘れないように脳の奥深くへ刻みつけるのです」
以下略
12
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◆NSr7d3y3ORk4
[saga]
2016/03/24(木) 23:24:11.35 ID:muD4CT5Wo
女「……部外者がなんのつもりですかぁ?」
赤鬼「コイツは普通の人間と善の価値観が違い過ぎます! 反省もしなければ後悔もない、良心に問いかけても無意味です!」
以下略
13
:
◆NSr7d3y3ORk4
[saga]
2016/03/24(木) 23:25:11.25 ID:muD4CT5Wo
女「―――カントは言いました。 私の内側で囁く格率の声に従い、普遍的な道徳を実行することが正義であると」
女「ミルは言いました。 快で重み付けした頭の数の総和、最大多数の最大幸福を満たす行為が正義であると」
以下略
14
:
◆NSr7d3y3ORk4
[saga]
2016/03/24(木) 23:26:11.23 ID:muD4CT5Wo
赤鬼「な……なのに、なんで"正義感"が乗ってる方が下なんだよ!」
女「ぶふっ……あはぁ、ふ、ひァはははははアはははは!! そんなの当然に決まってるじゃぁないですかァ!」
以下略
15
:
◆NSr7d3y3ORk4
[saga]
2016/03/24(木) 23:27:11.67 ID:muD4CT5Wo
閻魔「―――公訴棄却」
以下略
16
:
◆NSr7d3y3ORk4
[saga]
2016/03/24(木) 23:28:03.64 ID:muD4CT5Wo
女「公訴……棄、却……?」
ザワッ
以下略
17
:
◆NSr7d3y3ORk4
[saga]
2016/03/24(木) 23:29:11.31 ID:muD4CT5Wo
女「そんなの言いがかりだ!! 現に私はこんなに正義感溢れる人間だろうがよぉぉぉ!!」
閻魔「そもそもこの裁判は罪を裁く場である。 貴様がいかに善人であろうと関係はあらぬ」
以下略
18
:
◆NSr7d3y3ORk4
[saga]
2016/03/24(木) 23:30:11.28 ID:muD4CT5Wo
閻魔「以上をもって本裁判を閉廷とする」
女「待てよォォォ!! クソ閻魔ァァァ!! まだ終わっちゃいないだろうがよォォォォ!!」
以下略
19
:
◆NSr7d3y3ORk4
[saga]
2016/03/24(木) 23:31:11.80 ID:muD4CT5Wo
女「はっ……夢?」 ズキッ
女「くそっ、死に損なったか……え? な、なによこれ!?」 ジャラ
以下略
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