21: ◆K5gei8GTyk[saga]
2016/03/25(金) 00:38:15.55 ID:vxIFxQsM0
反射的に手を目元に持っていくと、涙が一筋、頬を伝っている。
実際に触って確かめるまでもなく、視界の滲みから泣いていることなんてわかりきっている。
P「……取り返しのつかないことをしてしまったことに気付いたんだ」
のあ「……そう」
息を呑むような美しさを絶えず振り撒きながら、彼女は俺の目の前で立ち止まる。
改めて彼女を近くで眺めると、想像以上に上背があり、佇まいは凛々しい。
のあ「……私に、なにか?」
彼女がそう言うまで、自分が彼女のことを眺め続けてしまっていることに気付けなかった。
P「いや、なんでもないんだ」
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