過去ログ - 【ごちうさ】チノ「ハッピー・シュガー・ライフ」
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18: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:34:38.23 ID:Nlo6ISTLo

万年筆を片手に、進路調査に目を通すお父さん。
その目が、少し、険しくなります。

「チノ、どういうことかな? 第一希望『就職』と書いてあるが」
以下略



19: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:41:22.79 ID:Nlo6ISTLo
「今チノの選ぼうとしている道はあまりに険しい。焦る余り、若く無謀な考えを押し通そうとしている。親として、愛しい娘がそんな選択をするのを黙って見ているわけにはいかないんだ」

「……チノを焦らせ、向こう見ずにしているのはココア君だ」

「――っ、ココアさんは、関係……」
以下略



20: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:44:22.82 ID:Nlo6ISTLo

ダメ。
その先は、わたし。ききたくない。


以下略



21: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:46:35.17 ID:Nlo6ISTLo
ガスッ!

「ぐあぁぁあっ! ぐっ!?」

気づけば、殴っていました。
以下略



22: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:49:47.87 ID:Nlo6ISTLo
それからどれだけ、こうして冷たい床に座り込んでいたのでしょう。
とん……とん……。
ふと聞こえる足音。だいすきなひとの足音。
それは部屋の前まで来て、止まりました。

以下略



23: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:52:25.68 ID:Nlo6ISTLo
「ひっくっ……教えて、何があったの……? それにっ! チノちゃん! チノちゃんは無事、なの!?」

「私は平気です。ちょっと……返り血を浴びた程度です。でも洗えば落ちます」

「かえり、ち……? え……? どう、いうこと……?」
以下略



24: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 21:53:52.01 ID:Nlo6ISTLo
決まり切ったこと。
ココアさんが来るまでの間、考えてたどり着いた、私自身の答え。

「ココアさんを、愛しているからです」

以下略



25: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 22:01:47.86 ID:Nlo6ISTLo

―――

「コーコアさんっ」

以下略



26: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 22:03:26.68 ID:Nlo6ISTLo
「チノー、ココアー、いるかー?」

朝ご飯のトーストとサラダを食べ終えて、食後のコーヒーを二人っきりで楽しむ、素敵な時間。突然玄関の方から声がしました。リゼさんです。
間の悪い人だなぁと思いつつ、ココアさんと玄関まで降りていきます。

以下略



27: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 22:04:58.27 ID:Nlo6ISTLo
「タカヒロさんは約束を忘れるような人じゃないし、電話しても出ないっていうから……今、居ないのか?」

どうする?
どう答えたら正解?
じゃなくて。
以下略



28: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 22:06:38.12 ID:Nlo6ISTLo
ここからの相談は、聞かれるわけにはいきません。
ココアさんを椅子に座らせてあげて、お冷やを二つ持ってきます。
なぜだか、無性に喉が渇くんです。どうしてかな。

「……ちょっと、やっかいですね。こんなに早くあの人の行方を探られるとは思いませんでした。時間はあまり無いみたいです」
以下略



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