過去ログ - 【ごちうさ】チノ「ハッピー・シュガー・ライフ」
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25: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 22:01:47.86 ID:Nlo6ISTLo

―――

「コーコアさんっ」

以下略



26: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 22:03:26.68 ID:Nlo6ISTLo
「チノー、ココアー、いるかー?」

朝ご飯のトーストとサラダを食べ終えて、食後のコーヒーを二人っきりで楽しむ、素敵な時間。突然玄関の方から声がしました。リゼさんです。
間の悪い人だなぁと思いつつ、ココアさんと玄関まで降りていきます。

以下略



27: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 22:04:58.27 ID:Nlo6ISTLo
「タカヒロさんは約束を忘れるような人じゃないし、電話しても出ないっていうから……今、居ないのか?」

どうする?
どう答えたら正解?
じゃなくて。
以下略



28: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 22:06:38.12 ID:Nlo6ISTLo
ここからの相談は、聞かれるわけにはいきません。
ココアさんを椅子に座らせてあげて、お冷やを二つ持ってきます。
なぜだか、無性に喉が渇くんです。どうしてかな。

「……ちょっと、やっかいですね。こんなに早くあの人の行方を探られるとは思いませんでした。時間はあまり無いみたいです」
以下略



29: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 22:08:18.52 ID:Nlo6ISTLo

「もう、一つ」

ごくり。

以下略



30: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 22:11:08.00 ID:Nlo6ISTLo
「……わかった」

「…………」

「わたしも、かくご、決める……。チノちゃんと一緒にいられるなら、そのためなら、何でもする! してみせるよ……! 」
以下略



31: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 22:12:13.69 ID:Nlo6ISTLo
「ごめん、ね……頼りにならない、ダメなお姉ちゃんで……」

「そんなことありません。ココアさんは私に踏み出す勇気を、元気をくれました。今でも……ココアさんのそばにいる時間だけが、他とは違う、特別なきらめきに包まれています」

「うん……私も。チノちゃんといることが、私の一番の幸せだから……」
以下略



32: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 22:14:45.59 ID:Nlo6ISTLo
コトン。
示し合わせたかのように、空になったグラスをテーブルに置く音が重なる。

「さて」

以下略



33: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 22:17:25.45 ID:Nlo6ISTLo

―――

「えっ!? ココアちゃんとチノちゃん、引っ越しちゃうのー!?」

以下略



34: ◆FRtTimAs0A[saga]
2016/03/25(金) 22:20:18.29 ID:Nlo6ISTLo

「……あれ?タカヒロさんが居なくなったのが昨日の夜で……って随分早いのね、決断……。というか、そんなに急がなくても……」

ビクリ。
肩が揺れる。
以下略



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