過去ログ - 【ごちうさ】チノ「ハッピー・シュガー・ライフ」
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◆FRtTimAs0A
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2016/03/25(金) 22:58:44.06 ID:Nlo6ISTLo
「チノちゃん、だっけ? 君も可愛いねー、どう? 俺たちと遊ばない?」
「……なして」
「ん? なに?」
以下略
44
:
◆FRtTimAs0A
[saga]
2016/03/25(金) 23:05:16.65 ID:Nlo6ISTLo
「……あ」
その腕が、ココアさんに届いて、絹のような髪を弾いた。
何かが、壊れた。
以下略
45
:
◆FRtTimAs0A
[saga]
2016/03/25(金) 23:07:02.69 ID:Nlo6ISTLo
口にするよりどんどん速く妄想は進んで、頭の中の何かは焼肉用のお肉よりも小さくなっていきます。
あんまり美味しくなさそうです。
「殺しなんてしませんよ? 殺すわけ無いじゃないですか。傷口を酸に浸しますか? コーヒーミルで挽いて挽肉にしますか? うぅん、そんなんじゃ……済まさない」
以下略
46
:
◆FRtTimAs0A
[saga]
2016/03/25(金) 23:08:12.93 ID:Nlo6ISTLo
「ひっ! ……おいっ! 逃げるぞ! こいつおかしい! 狂ってる!」
狂ってる?
大切な人を命懸けで守ることの、何がおかしいんでしょうか?
私にはわかりません。
以下略
47
:
◆FRtTimAs0A
[saga]
2016/03/25(金) 23:10:27.05 ID:Nlo6ISTLo
「痛いよチノちゃん〜」
「さっきあんなことがあったばっかで、何を言ってるんですか……」
以下略
48
:
◆FRtTimAs0A
[saga]
2016/03/25(金) 23:11:07.95 ID:Nlo6ISTLo
しってます。
気づいてました。わたし。
ココアさんをチンピラから助けた時。肩に手を回そうとした瞬間、ビクリと、一瞬だけ身を引こうとしたこと。
それは、ココアさんが初めてわたしに見せた、反応。拒否。その欠片。
わたしが怖かったですか? わたし、間違えちゃいましたか? わたしを――。
以下略
49
:
◆FRtTimAs0A
[saga]
2016/03/25(金) 23:11:56.03 ID:Nlo6ISTLo
わかってます。
ココアさんが私を嫌いになるはずなんてありません。
それでも。
ココアさんの『嫌い』から、一歩でも遠くに離れていたい。
例え世界で一番遠くにいるのが私でも。1センチでもそれから離れたい。考えたくない。考えられない。
以下略
50
:
◆FRtTimAs0A
[saga]
2016/03/25(金) 23:12:47.03 ID:Nlo6ISTLo
辛い出来事も、苦しい出来事も。
ひと匙掬ったお砂糖をあなたが溶かし込めば、苦味なんて感じない。
私を動かすのは――あなた。
51
:
◆FRtTimAs0A
[saga]
2016/03/25(金) 23:13:28.12 ID:Nlo6ISTLo
―――
「ありがとうございましたー!」
お客さんを追いかけて、埃っぽい店内に響く元気な声。
以下略
52
:
◆FRtTimAs0A
[saga]
2016/03/25(金) 23:15:29.09 ID:Nlo6ISTLo
「お疲れ様でした。では、また明日」
「またね! おじいちゃん!」
以下略
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