過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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名無しNIPPER
[saga]
2016/03/28(月) 23:17:25.39 ID:mPSzAJE90
「だからさ、志希ちゃんのギフテッドの頭脳と嗅覚と、キミの財力がタッグを組めば、向かうところ敵なしってわけ」
怪訝な顔をする慶を嘲笑するように、志希は更に言葉を継ぐ。
「惚れ薬があれば、キミはどんな女も掌中にできる。惚れさせるということは、つまり傀儡にできるってわけだからね。鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎず、って誰かさんは言ったらしいけど、キミの野心が世間の片隅に収まるとは思えないなー」
「なら、志希にはどういうメリットがある? 香水だか惚れ薬だか知らないが、俺を利するためにしかならないじゃないか」
「キミの言うとーり。ま、あたしには最初(はな)から惚れ薬を使ってどうこうしようって意図は無いわけよ。強いて言うなら、学術的興味ってとこかな?」
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