過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
1- 20
42:名無しNIPPER[saga]
2016/03/29(火) 22:15:17.04 ID:stipOQWj0




 慶は、346プロダクション内の役員室の前にいた。扉をノックし、返事を聞いてから入室する。
 部屋に入ると、美城常務は革張りの椅子に座り、オーク材の重厚なデスクに肘をついていた。

「本日はどのようなご用件でしょうか?」

 美城常務の用件は薄々感づいているが、それを顔に出さずに慶は聞いた。

「君の担当するアイドルのことで、すこしね。まあかけたまえ」

「いえ、このままで結構です」

 美城常務は、美人と言っても差し支えない。玲瓏たる美貌の持ち主だが、その鋭い双眸は、他者を畏怖させてしまう迫力がある。美城会長の娘ではあるが、親の七光りを頼るような甘いところは一切無い。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
97Res/79.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice