過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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69:名無しNIPPER[saga]
2016/04/02(土) 22:46:35.63 ID:zCk6PcLr0




 数日後、正式に神谷奈緒の担当プロデューサーとなった慶は、空いていた部屋を貸し切り、奈緒に指導を行っていた。
 これまでに何度か彼女と顔を合わせ、引継ぎを行ってきたが、二人はあえて清川の名を出そうとしなかった。
 サテュリオンの薬効か、奈緒は清川のことなど忘れたかのように接してきたのだ。随分と都合の良い香水ではないか。
 
「では最初に、握手の方法から……」

「握手? 手を握って、笑顔で受け答えするだけだろ?」

 さて、第一回目の指導となる今日は、ファンとの握手の方法である。
 たかが握手と思う人もいるだろうが、これがなかなか侮れない。
 
「握手をするとき、自分から手を差し出すなよ。相手が手を出した後、初めてこちらも手を出すんだ」

「えっ、自分から握手しに行っちゃダメなのか?」

 奈緒はポカンとしてる。その理由を、慶は説明した。



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