過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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74:名無しNIPPER[saga]
2016/04/02(土) 22:50:21.16 ID:zCk6PcLr0
 二人連れの客の会話を盗み聞きし、慶はやはり自分の計算は間違っていなかったと思った。
 アイドルという仕事は、夢を売る仕事である。余程目の肥えた者でない限り、殆ど笑顔で騙されてくれるから安いものだ。

 客と握手を続ける奈緒を見つつ、慶は今後のプロデュース方針を決めあぐねていた。
 奈緒と加蓮は一歳違いだが、346には同時期に所属している。二人の関係はいたって良好で、ユニットを組ませるのという手もある。いや、ソロで活動させるより、そちらの方が良いだろう。
 しかし、この二人だけだとパンチが弱い気もする。どこかに良い人材はいないものか、或いは、何か他のプロデュースの方法が無いものか。
 
 慶が黙考している間、次第に握手に慣れてきたのか、奈緒の笑顔は自然体になっていた。



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