過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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75:名無しNIPPER[saga]
2016/04/02(土) 22:51:03.60 ID:zCk6PcLr0




 ある日の夕刻、慶は自分のデスクルームで、書類に目を通していた。美城常務からメールで送信されてきたデータを、印刷したものである。
 
「ねえ、ちょっといい?」

 顔を上げると、加蓮と奈緒が、開いたドアの外から窺うように慶を見つめていた。

「何だ?」

「ほら、奈緒が説明してよ」

「どうしてアタシが!」

「私よりお姉さんでしょ」

 何を言いたいのか知らないが、二人は肘で、互いに小突き合っている。
 仲が良いのは結構だが、いつまでもじゃれ合いに付き合っている暇はない。慶はデスクの上で無言のまま手を組み、話を始めるように促した。
 そんな慶の様子をみて、結局折れたのか、奈緒が恐る恐る話し始めた。



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