過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
1- 20
78:名無しNIPPER[saga]
2016/04/02(土) 22:54:11.34 ID:zCk6PcLr0
 興奮する奈緒を、慶は冷静な目で見ていた。最初は奈緒をからかう風だった加蓮も、真剣な面差しになっている。
 奈緒の熱弁が途切れた後、長い沈黙が部屋の中を支配した。だが、堪え切れなくなった慶は吹き出し、呵々大笑する。
 自分たちのプロデューサーがおかしくなった。奈緒と加蓮は互いに顔を見合わせ、不安そうな目で慶の顔を凝視した。

 こんなお誂えがあってもよいのだろうか。哄笑を収めた慶は、デスクの上に置かれた資料に目を落とした。その一枚目には、ダイヤモンドの意匠と共に「Project Krone」という表題が躍っている。

「渡りに船とはこういうことを言うのかな。新しい企画があるから、本当はお前らを呼んで、俺の方から話をしたいと思ってたんだ」

 奈緒と加蓮は、揃って首を傾げた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
97Res/79.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice