過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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77:名無しNIPPER[saga]
2016/04/02(土) 22:52:54.16 ID:zCk6PcLr0
 渋谷凛は、そのシンデレラプロジェクトの一員である。
 十五歳という年齢からすれば、かなり背が高く、黒く豊かな長髪の持ち主である。直接話したことは無いが、態度はいつも沈着で、同年代に較べれば大人びている。
 サマーフェスを過ぎたころから、その渋谷凛と加蓮と奈緒が仲良くなったのは知っていた。しかし、加蓮と奈緒がここまで特定の人物に固執するのは珍しい。
 慶は件のレッスンを直接見たわけではないが、次第に熱を帯びてくる奈緒の口調から察するに、二人は渋谷凛と精神の深いところで通じ合ったのだろう。
 この仕事では、そういうことが稀にある。

「……だから、その、我儘言うみたいなんだけどさ、凛と加蓮とアタシの三人で、ユニットを組んでみたいんだ! 三人で歌ったとき、なんて言ったらいいかわかんないけど、手応えみたいなものがあって……」



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