過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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89:名無しNIPPER[saga]
2016/04/05(火) 19:31:55.24 ID:yG+egbPm0




 もう日付が変わろうとしている時間なのに、346プロダクションの役員室は、煌々と明かりがついている。
 美城常務は、何をするでもなく革張りの椅子に腰かけ、部屋の一点を見つめていた。デスクの上には、スマートフォンが置かれている。
 不意に、着信があった。美城常務は素早く携帯を手に取ると、画面上の応答の表示をタッチした。

「こんな夜分に申訳ありません、常務」

「構わない」

 電話の相手は、どうやら男のようだ。

「常務の日頃のご活躍は、私も聞き及んでおります。次はオータムフェスでございますね」

「挨拶はいい。例の件はどうなった?」

「苦労しましたが、この数か月の間になんとか尻尾は掴みました。証拠もそろえております」

「聞こう」



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