過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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名無しNIPPER
[saga]
2016/04/05(火) 19:36:10.39 ID:yG+egbPm0
一方で、西門慶を惜しむ気持ちも無いわけではない。彼はプロデューサーとして、優れた才腕をもっていたし、余計なことを考えなければ、これからも346の戦力として利用するつもりだった。
しかし、このあたりが潮時だと美城常務は悟った。
346という鯱が、西門製薬という鯨を食うためにも、彼には精々撒き餌になってもらおう。
蜚鳥尽きて良弓蔵せられ、狡兎死して走狗煮らる、とはこういうことだろうか。
鴻鵠の翼と、鷹鷲の体を持ち合わせながらも、精神は蝙蝠であったことが、彼自身の破滅を招来するのだ。
無論、美城常務に罪悪感は無かった。西門慶は、今まで散々少女たちの体を玩弄し、存分に楽しんだのだから。
実際に事を始めるのは、今冬に開催されるシンデレラの舞踏会が終わってからだ。
美城常務の予想では、シンデレラの舞踏会は華やかな余韻を残しつつ無事に閉幕するであろう。
舞踏会が終わっても、アイドル達には十二時過ぎの魔法が与えられるだろうが、西門慶という男はどうなることやら。
恐らく彼は、グリム童話の悪役よろしく、踵や爪先を切り落としたり、真っ赤に焼けた鉄靴を履くことになるのだろう。
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