過去ログ - 向日葵「………いい加減にしてくれません?」
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18: ◆iIrYk5PFAs[saga]
2016/04/06(水) 22:19:41.15 ID:j74nSNO00
息を切らしながら、櫻子が走ってきた。
櫻子は向日葵のもとへたどり着くと、ひいひいと息を上げる。
向日葵は少し安心した。安堵した瞬間、忘れていた怒りがこみ上げてくる。


向日葵「遅いですわよ櫻子。これじゃ歩きでは間に合いませんわ」

櫻子「いやーほんとごめん!寝坊しちゃってさー!あははー!」

向日葵「いいから走りますわよ」

櫻子「ちょ、向日葵ー!」


ぐっと、櫻子の手を引いて走り出す。


櫻子「向日葵!わたし1人で走れるよ!」

向日葵「寝ぼけて転んだりしたら大変でしょう。そうなったらさすがに付き合ってあげられませんわよ?」

櫻子「うるさいな!わたしより足遅いくせに!自分の心配しろばーかばーか!」

向日葵「な、なんですって〜!?」


櫻子は向日葵の手を払って駆け出し、向日葵を追い抜いていく。


向日葵「あ、こら!待ちなさい!」

櫻子「へへーんだ!悔しかったら追いついてみろー!」

向日葵「上等ですわ!」


櫻子に食らいつかんと必死に足を動かすが、生まれ持った体型(あと運動神経)ばかりはどうにもならず、ぐいぐいと引き離されてしまう。

向日葵は歯噛みした。
くぅ……っ!こんなモノさえなければ!わたくしだってもっと速く……!



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