113:名無しNIPPER[saga]
2016/04/21(木) 00:39:30.09 ID:bdsiqCIlo
「……ごめんな。休みの初日から、こんなことで来ることなかったのにな」
「べつに、それはかまわないんです」
るーは、ちょっと慌てた感じですぐに否定した。
「用事とか、なかった?」
「課題、進めるつもりだったんです。いちおう持ってきたんで、大丈夫です」
「俺、平気だから、帰ってもいいよ」
「……はあ」
「たぶん、寝てれば治るから」
「……そうですか」
「うん。ごめん」
「……」
るーはしばらく黙りこんでから、小さく頷いた。
それから荷物を入れてきたらしい鞄を手にとって、「それじゃ」とちょっと落ち着かないふうに呟いて、ドアの外に出て行く。
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