21:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:33:15.00 ID:IXgA3K/jo
「きらきらしてた」
俺の言葉に、るーは首を傾げた。
「きらきらしてた。……きらきらしてたんだよな」
プールの水面も、夏の太陽も、ショッピングモールの帰りに見た車のテールランプの群れも、
花火の光も、誰かの笑う顔も、みんな、みんな、きらきらしていて。
俺の視界はくすんでしまって、
奇妙な膜が視界に張って、
よくわからなくなってしまった。
「何を、考えてますか?」
るーは、そう訊ねてきた。
気持ちのいい水の冷たさに足を浸しながら、俺は少しだけためらって、答えた。
これは夢なんだ。
「よだかのこと」
るーは、きょとんとした。
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