334:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:30:25.46 ID:Fxr7uh8Eo
そんな話をしたところで、家の中から話し声が聞こえてきた。
「あ、しいちゃん」
ちい姉。と、ユリコさん――静奈姉の母親が、そろって庭へと姿を現した。
「遅かったわね」とユリコさんは悪役っぽい口調で言った。
「お母さん、どういうこと?」
「どういうことって。バーベキューしたいと思って」
「なんで急に」
「思い立ったが吉日、でしょ?」
「……いつもそれなんだから」
「って言っても、前々からみんなで計画してたけど?」
「わたし、聞いてない」
「内緒にしてたもの」
相変わらず理屈が通用しない人だ、とぼんやり思う。
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