43:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 00:02:37.21 ID:Y3Q28Z2mo
  
 「寂しいですか?」 
  
 「少しね」 
  
44:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 00:03:06.74 ID:Y3Q28Z2mo
  
  どうしてかは忘れてしまった。 
  
 「なんとなく、遠く見えるからかな」 
  
45:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 00:03:52.61 ID:Y3Q28Z2mo
  
  屋上に昇って、いろんなものを遠くから眺めて、 
  自分と世界の距離を、つかみなおすような。 
  日常の視座から離れて、いろんなものを見渡そうとして。 
  
46:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 00:04:25.63 ID:Y3Q28Z2mo
  
 「るー、あのさ」 
  
 「はい?」 
  
47:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 00:04:58.96 ID:Y3Q28Z2mo
  
 「どういう気持ちの変化ですか?」 
  
 「いろいろ、思い出したから」 
  
48:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 00:05:25.17 ID:Y3Q28Z2mo
  
  そういうわけでるーに減点を食らったあと、保健の先生がやってきて、俺の様子を見始めた。 
  俺自身の感覚としてはぴんぴんしていたけど、ぶつけたのが頭だから体調が悪くなったらすぐに申し出るように、とのこと。 
   
  動いても支障がないようだからとりあえず、ということで解放してもらえた。 
49:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 00:05:52.26 ID:Y3Q28Z2mo
  
 ◇ 
  
  テスト期間で早く学校が終わるのをいいことに、俺はゴローに声をかけて街へと繰り出した。 
  
50:名無しNIPPER[saga]
2016/04/08(金) 00:06:19.51 ID:Y3Q28Z2mo
  
 「まあ、入ろうじゃないか」 
  
 「おまえがそういうなら」 
  
51: ◆1t9LRTPWKRYF[saga]
2016/04/08(金) 00:07:05.56 ID:Y3Q28Z2mo
 つづく 
52:名無しNIPPER[sage]
2016/04/08(金) 00:20:07.67 ID:Bz7QLaRc0
 乙 
 あまずっぺー 
53:名無しNIPPER[sage]
2016/04/08(金) 00:31:16.34 ID:Kt5dD6uEo
 乙です 
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