過去ログ - 【モバマスSS】双葉杏、王さまになる
↓
1-
覧
板
20
131
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/04/25(月) 17:56:04.14 ID:B71wnz440
そこで、私たちの目の前に座るこの男は、背広のポケットから一本の棒つきキャンディーを取り出した。
「失礼。一つ、頂いても?」
以下略
132
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/04/25(月) 17:57:29.61 ID:B71wnz440
「あのさ、さっきの話……『どんな女の子でも』アイドルに出来るってのは、ホントなの?」
「ん、まぁ……『アイドルになる』ってだけなら、ね。でもその先のこと……
皆の人気者になるとか、長く活躍を続けて行きたいなら、当然キミにも努力をして貰わなくちゃ、ダメさ」
以下略
133
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/04/25(月) 17:59:13.36 ID:B71wnz440
「娘は……杏はこう見えて高校生です。小学校の頃から殆ど見た目が変わってないので、
知らない人が勘違いなさるのも、無理はないんですけどね」
そうして、私を見て呆れたようにため息をついた。
以下略
134
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/04/25(月) 18:00:19.47 ID:B71wnz440
「ホントのホントに、アイドルになって成功すれば、印税暮らしも夢じゃないんだよね?」
「……あぁ、例え一発屋と呼ばれても、運よく金の鉱脈を掘り当てる人は確かにいる。
確率はともかく、その可能性はキミにだって十分あるさ」
以下略
135
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/04/25(月) 18:02:27.24 ID:B71wnz440
===幕間劇3.「親の心、子知らず。子の心、親知らず」
毎月、向こうでの生活の内容を報告すること。
それが、私があの子と交わした「約束」であり、遠く離れた地で暮らす、彼女に生活費を仕送りする条件でもあった。
以下略
136
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/04/25(月) 18:04:27.51 ID:B71wnz440
とはいえ、「アイドルにならないかと誘われた」とあの子の口から言われた時には、私だって驚いた。
アイドル。本来ならば私のようないい年をした男とは、とんと無縁の世界の代物ではあるものの、
その「仕事」が世の少女たちにとって一種の憧れであることぐらいは、なんとはなく理解はしていたつもりである。
以下略
137
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/04/25(月) 18:06:20.82 ID:B71wnz440
===
「でさ、向こうの話を聞くときに、親も一緒じゃないとダメらしいんだよね」
「なるほど、それでパパに来てほしいと電話を寄越した、そういうわけだ」
以下略
138
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/04/25(月) 18:07:38.34 ID:B71wnz440
===10.「王さま、小生意気なお姫様と出会う」
「ふぅん。この子がおじさんの見つけてきた、新人さん? なんだか全然、パッとしない感じだね」
初めて事務所にやって来た、その日のうちにプロデューサー……
以下略
139
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/04/25(月) 18:09:26.65 ID:B71wnz440
「でも、別に年上だから偉いってわけじゃないでしょ? 大体、桃子は一人で十分やれるって、そう言ってるのに」
「それも何度も説明した通り、上の方針だからしょうがないじゃない……」
以下略
140
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/04/25(月) 18:10:47.72 ID:B71wnz440
「あー、私は杏。双葉杏っていうの……よろしく」
とりあえず、言われた通りに名前を言ってから右手を差し出す。
けれど、彼女は再び雑誌に視線を落とすと、今度は私の顔を見る事なく言い放つ。
以下略
141
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/04/25(月) 18:12:08.56 ID:B71wnz440
「――っ! な、何すんのさっ!!」
「うるさいっ!! おじさんもボサッとしてないで、こんな失礼な奴早くここからつまみ出してよっ!!」
以下略
147Res/120.06 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 【モバマスSS】双葉杏、王さまになる -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1460385502/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice