16:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/17(日) 22:53:25.79 ID:skFt6CMPo
そして、今日、たまたま庭に降ってきたおばあちゃん、つまりお母さんのお母さんを、お父さんが箒ではいて道に捨ててしまったことをきっかけに、こどもユニセフ的停戦状態も終わりを告げたようだった。
「なんであんなことをしたの?」
「あれは天使だったんだ。そして天使はうちには絶対に入れたりしない。そうやって決めておいたじゃないか」
「でも、あれはわたしの”お母さん”だったのよ!」
「だけど死んでたんだよ」
「死んでる! じゃあなに、あなたはわたしが死んだら箒で道路に捨てるわけ?」
「それとこれとは全く話がちがう」
「同じよ! なに? それともゴミ収集車にもっていかせる? 生ゴミやプラスチックや紙屑と一緒に燃やすつもり? 死ぬのが楽しみになるわね、大きな煙突のお墓にダイオキシンの線香なんて!」
「落ち着けよ。じゃあどうすればよかったんだ? 家に上げてお茶でも出せばよかったのか」
「そうよ」
「出せるわけがないだろ。それにあの姿を見ろ、気味の悪い」
「気味が悪いですって? 人の親を! だいたいあなたはもともとうちの母が嫌いだったのよ」
「そんなことはない!」
「あるわ、お母さんが病気で倒れたときだってそうじゃない。わたしは実家まで毎日往復して大変だったのに、あなたはフランスで遊んでたじゃない」
「仕事だったんだ!」
云々。
84Res/114.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。