過去ログ - サザエ「そして誰もいなくなったのね」
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72: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 19:16:09.13 ID:OcwQl7p80
どう考えてもおかしかった。

サザエの話によれば、彼女は森の口でマスオと別れたあと、一人で森の中を捜索し、そこを出て、砂場や岩場を捜し回ったという。

しかし結果として、サザエは誰も見ていないといった。
以下略



73: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 19:16:57.22 ID:OcwQl7p80
「わたし、森に行って見てくるわ!」とサザエが叫んだ。

白昼鳴らしていた太陽が朱色に変わりつつあった。森の中は一層に薄暗さを増している。影が長く伸びて館へ迫っていた。

「待つんだサザエ」マスオが妻の手を取った。「もうすぐ日が暮れる。そうしたら森の中は危険だ」
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74: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 19:19:10.27 ID:OcwQl7p80





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75: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 19:20:17.06 ID:OcwQl7p80
「お義父さん」

「マスオくんか」

二人は歩み寄って、もう何も言わなかった。互いの姿を見ればわかる。なにか知らすことがあるなら、聞かずとも話し出すに決まっていた。
以下略



76: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 19:20:46.30 ID:OcwQl7p80
突如、油断した彼らの心臓を止めるような悲鳴が響いてきた!

それは一瞬にして三人を緊張の糸で縛り付けた。直後、彼らは鳥威しを喰らったみたいに駈け出した。

「サザエの声ですぅ!」ギョッとした表情のマスオが叫んだ。
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77: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 19:23:46.07 ID:OcwQl7p80
それはタラオだった。

タラオは、遠目にチラリと見ただけで目を覆いたくなるような有様だった。

「ぁぁああぁぁあ……ダラぢゃ……ぐぐっうぐおォォォ」
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78: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 19:24:49.11 ID:OcwQl7p80





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79: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 19:26:08.61 ID:OcwQl7p80





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80: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 19:35:44.66 ID:OcwQl7p80
一時中断。遅くてすみません


81: ◆5o0gtk7tVI[saga]
2016/05/02(月) 22:30:12.97 ID:OcwQl7p80





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