過去ログ - 高垣楓「想い」
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3: ◆kbUNpGyKq6
2016/04/23(土) 23:44:49.90 ID:7hYW2Gbh0
 慌てて女湯の方へ向かうと、後ろから少し残念そうな声で「混浴だったら良かったんですけどね」という彼にしては珍しい軽口が聴こえてきた。

 そう、真面目で勤勉なプロデューサーはこういう時に不意打ちをしてくる。

「ずるいです、プロデューサーは」

 あの人のことだから深い意味は無いと思いつつも、顔がにやけてしまう。久しぶりのまとまったオフだからなのか、気持ちもいつもより軽い気がする。

「今なら二升はいけちゃうかも」

 そんな事を一人ごちて貸し切り状態の大浴場で湯船につかる。ぼんやりと天井を見上げ、なんとなく昨日のロケを思い出していた。茶褐色のお湯は確か『美人の湯』と呼ばれているって言ってたっけ。......少し長めに入っておこうかな。


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