過去ログ - 高垣楓「想い」
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7: ◆kbUNpGyKq6
2016/04/23(土) 23:51:22.93 ID:7hYW2Gbh0
 朝食会場にも早めに入ったため、それほど人は多くなかった。沢山食べる方ではないので、適当に見繕って近くの席に着いて彼を待っていると、後ろから声を掛けられた。

「あ、高垣さん、おはようございます」

「あ、おはようございます」
以下略



8: ◆kbUNpGyKq6
2016/04/23(土) 23:52:23.22 ID:7hYW2Gbh0
 突然彼の名前が出てきて驚いたが、彼女が考えている事が手に取るように分かる。まあ、年頃の男女が二人でいるのだから、何かを期待してしまうのは自然の摂理だろう。

「安心して下さい!私、口は堅いですから」

「は、はぁ」
以下略



9: ◆kbUNpGyKq6
2016/04/23(土) 23:53:44.32 ID:7hYW2Gbh0
とりあえずここまでです

短くて申し訳ない

副業忙しい
以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2016/04/24(日) 00:00:06.49 ID:MW5u1Db7o
想いは重い


11: ◆kbUNpGyKq6
2016/04/24(日) 00:01:52.79 ID:dMNJmZED0
>>10
あ、楓さんだ


12:名無しNIPPER[sage]
2016/04/24(日) 00:35:52.31 ID:vbILhuwAo
乙です


13: ◆kbUNpGyKq6[sage]
2016/05/09(月) 00:54:54.28 ID:mfzAERao0
 身支度を整えて出発する頃になっても外は相変わらず真っ白で、玄関先に停まっているタクシーがやっと見える程度だった。
 プロデューサーがチェックアウトに行っている間、何の気なしに壁に貼られた観光情報のポスターを見ていると、丁度今時期に開催しているものがあった。
「これは綺麗ね」
 雪原にイルミネーションを配置して、ショータイム中には音楽に合わせて光るという。北海道の冬のイベントと言えば雪まつりくらいしか知らない私にとっては、興味を引かれるものだった。


14: ◆kbUNpGyKq6
2016/05/09(月) 00:57:43.53 ID:mfzAERao0
「お待たせしました」

 詳しい内容を確認する前にプロデューサーが戻ってきたので、それ以上の情報は得られないまま、玄関前のタクシーに向かう。

「O市の西○条○丁目に......」
以下略



15: ◆kbUNpGyKq6
2016/05/09(月) 00:59:13.07 ID:mfzAERao0
 運転席に目をやると運転手さんもこちらをチラリと見た後、深く頷いた。

「私はかれこれ30年間無事故無違反です。お任せください」

 微笑みながら宣言され、不思議と安心感を覚えた。運転手さんはさらに続ける。
以下略



16: ◆kbUNpGyKq6
2016/05/09(月) 01:00:21.56 ID:mfzAERao0
 詳しく話して良いものか判断がつかず、隣を見るとプロデューサーがすかさず話し出した。

「ほら、最近このあたりもたまにテレビで紹介されるようなってきたでしょう?今回はあそこの温泉の特集があったんですよ」

「と、いうことはお二人はマスコミ関係のお仕事をされてるのですね」
以下略



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