過去ログ - これから日記を書く 五冊目
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964: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/09/14(水) 04:13:22.96 ID:0zc7yoLU0
「皆慌ただしいス…」

探索組より先に戻っていた回収組だが、状況を聞かされて放浪者が戻るまでは拠点待機というお達しを受け、2人は与えられている私室にいた。

彼女らも彼女らでそれなりに成果を得た日であったが、それもかすむような状況もあって、平山も口に手を添え考え込むような態度をとっている。こういう状況での無言が苦手なフェイは、落ち着かない様子で視線をあちらこちらに移したり、姿勢を何度か変えたりしていた。

「まずは、何にしてもWWPと対峙する可能性がある。動けるように、身体は休めておくぞ」

そう言って、平山はベッドの置かれた布団の上で横になる。警備に来てほしいと声がかかる可能性もある、体力温存が先だと判断したからだ。フェイもそれを見て、倣うようにベッドで横になる。

そのまま眠ろうともしてみたが、この状況でのえも言えぬ興奮が感染したように抜けない。それに、そのこと以外にも気になることの調べがついているのが、それを助長させる。

「(三葉のレジスタンスに関わる情報…、今回の件に絡むだろうか…?)」

平山も又、そのことを考えてしまい、眠れない夜がしばらく続きそうだった。


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