968:名無しNIPPER[sage]
2016/09/14(水) 06:37:40.34 ID:1O/bgz9a0
やー、探索組の仲間はみんな頼もしいなー(白目)
相手から見ると、奇襲されればほぼ無理ゲーよね
願わくば、WWPが視界共有情報送信機能付きメット……みたいの使ってきてなければ良いんだけど
969:名無しNIPPER[sage]
2016/09/14(水) 06:56:17.32 ID:BG7R0svMO
恐ろしい化け物集団に襲われてて笑った
WWPもかわいそうに
970:名無しNIPPER[sage]
2016/09/15(木) 00:52:03.92 ID:co5surME0
もしwwp来たら葵ちゃんはお留守番やね
見られたらレジスタンス関係なく奪いに来るだろうし
971: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/09/15(木) 02:42:08.90 ID:zXJ37v9P0
「さてさて、俺様の仕事の発表だぜ」
いつも通りの自信満々な様子で、エクスは会議のメンバーに資料を手渡す。それなりの厚さになっているそれの表題は。
「簡単に言やぁ、HP(ホムンクルス計画)の具体的な情報っつーとこだな」
972: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/09/15(木) 03:03:01.13 ID:zXJ37v9P0
「…ジーザス。これは、人がやることじゃないヨ」
いつの間にか取り出した十字架を胸に当て、アリスが俯きながらつぶやいた。その意見は、この場にいる全員が同意した。ホムンクルス、遺伝子改良を施され、強化された存在。だが、言ってしまえば人間であることは間違いない。
誰が死ぬのがいいということを論議する必要はないが、それでも死んでもいいということで人間を生み出して、戦争の盾にしても構わないと言うのは、道理が通らない。
973: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/09/15(木) 03:39:24.95 ID:zXJ37v9P0
「前からそうではあったが、藍を奪われてはいけないと言うのは共通認識になったな。だが、更に言えばWWPは戦力を維持し続けることは容易、という証明ということか」
野木は頭を抱えたような様子で、手を額に当ていつも不機嫌そうな表情が苦渋にまみれる。武器類の物資がWWPとはいえ無限にある訳がない。だが、戦うための人員を容易に準備することができるという事実は大きい。
拠点のような散らばった生存者を集め、今の状態までにした勢力では、メンバーの死は即ち勢力そのものが弱まることだ。しかし、WWPは違う。兵士として生まれるホムンクルスをいくら倒したところで意味をなさない。WWPの重要なメンバーやリーダー、あるいはその設備を潰さない限り、WWPを倒すには至らないのだ。
974:メモ帳に何か書かれている ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/09/15(木) 03:46:40.51 ID:zXJ37v9P0
放浪者さんが戻ってくるまでの間、探索は一切禁止になった。俺は例の墜落現場が見える位置で、見張りについてる。今んとこ、追加のWWPがきてる様子はねぇ。
12:00 異常なし
13:00 異常なし
975: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/09/15(木) 04:15:58.12 ID:zXJ37v9P0
「あ、井門さン。探しタっす」
いつもの調子で、佐原はヘリの墜落現場を見張る井門の下へ現れた。持っているのはスパイクシールドだけと軽装で、珍しく小さいショルダーバックを肩にかけている。
「おう。どうしたよ?」
976: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/09/15(木) 04:44:21.90 ID:zXJ37v9P0
墜落現場に3台の輸送ヘリが着陸し、1台の戦闘ヘリが周囲を旋回している。明らかに警戒状態なのが見て取れた。間違って手を出せば、自分の死は確実な状況だ。
「佐原、早く拠点に知らせて来い。見つかるなよ」
建物の中ではあるが、あまり外側から見られないよう立ち位置に移動しながら、井門が指示して佐原も部屋を飛び出していく。見つかるな、と言ったはずだが、ちゃんとわかっているか不安になりつつも、兵士達の動向を探る。
977: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/09/15(木) 05:10:59.09 ID:zXJ37v9P0
その侵入を許せるような、器量の持ち主ではない。美しき世界を守る者達が無粋な者達に殺されていくのを感じ、怒りを募らせる。今いる存在は、自分を追いつめた者と同じように憎しみが沸き起こり、激情のままに殲滅を命じる。
力強き英雄(ヒーロー)はその存在を粉砕し、素早き騎士(ナイト)は一瞬にして相手に飛びかかる。どこにでも行ける忍者は虚を突き相手を捕らえ、吠える狂戦士(バーサーカー)は爪にて相手を切り刻む。
全て、とまではいかなかったが、侵入者をあらかた亡き者にして少し落ち着きを取り戻した。素晴らしい世界を守るために、美しくない者があまりにも多すぎる。どうすればこの世界を守り切れるのか。守れなかった時の想像が恐ろしさで震える。
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