過去ログ - 飛鳥「ボクがエクステを外す時」
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59:名無しNIPPER[saga]
2016/05/24(火) 06:32:16.64 ID:ibEATKqeo

 好き。
 ……好き?
 耳を疑った。何を言い出すんだ蘭子は。
 ボクにそう問いかける彼女は、この暗闇のどこかで今何を思い、何を見通そうとしているのか。
以下略



60:名無しNIPPER[saga]
2016/05/24(火) 06:37:49.67 ID:ibEATKqeo

「あのね。あの人のことになった時の飛鳥ちゃん、私に似てるなって思ったの」

「……。どう、似てる?」

以下略



61:名無しNIPPER[saga]
2016/05/24(火) 06:41:35.63 ID:ibEATKqeo

「いいよね、幸子ちゃん。あんなに素直にあの人とお喋りしたり、ワガママ聞いてもらったり……私には真似できないなあ」

 真似を出来ないという点では同意見だ。真似してみたい、という意味ではなく。
 彼にあれほどべったりした自分を想像してみる。今度はまるでイメージを構築出来ない。
以下略



62:名無しNIPPER[saga]
2016/05/24(火) 06:48:31.67 ID:ibEATKqeo

「それで今日、みんなで一緒に行こうとしなかったんだ」

 ボクの告白を静聴していた蘭子は、柔らかい調子でボクに確認を取ろうとする。
 責める気など、まるでないらしい。
以下略



63: ◆KSxAlUhV7DPw[sage]
2016/05/24(火) 06:50:35.24 ID:ibEATKqeo
今月中に終わらせたかった……

長くなる時はつけるようにしてたので、今さらですが酉つけておきますね


64:名無しNIPPER[sage]
2016/05/24(火) 08:07:20.27 ID:PLyzVgxKO
おつおつ
蘭子も飛鳥もかわいい


65: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/05/31(火) 22:41:36.10 ID:D9m/pSOOo



 蘭子の先導により、もう一人のトモダチの部屋へ着く。
 彼女は中に居るだろうか。ボクは腕を軽く振りかぶり、
以下略



66: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/05/31(火) 22:43:37.06 ID:D9m/pSOOo

「わぁ……いろいろあるんだね、幸子ちゃんの部屋」

 蘭子も入るのは初めてなのか。いろいろある、で済ませていいのかはボクには疑問だったが。
 急いで片付けたという幸子の部屋は、それほど物は多くないのに何故か雑然としていた。そしてどこかチグハグというか、幸子の趣味とは合致しなそうなものが散りばめられている。
以下略



67: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/05/31(火) 22:46:04.84 ID:D9m/pSOOo

 ……直球過ぎた。
 だからこそ威力もあったようで、幸子がみるみる茹で上がっていく。

「な……な……、なああああーー!? 何を言い出すんですかあなたは!! ボクがプロデューサーさんを……す、す、好きだなんてぇ!?」
以下略



68: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/05/31(火) 22:48:54.83 ID:D9m/pSOOo

「……お二人も、プロデューサーさんが好き、と。そういうことで……いいんですね?」

 返答を待つ前にこちらから打ち明けたのがよかったのか、幸子は幾分落ち着きを取り戻していた。もう両手で覆う必要もないらしく、ボクらを伏し目がちに探ってきている。

以下略



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