61:名無しNIPPER[saga]
2016/05/24(火) 06:41:35.63 ID:ibEATKqeo
「いいよね、幸子ちゃん。あんなに素直にあの人とお喋りしたり、ワガママ聞いてもらったり……私には真似できないなあ」
真似を出来ないという点では同意見だ。真似してみたい、という意味ではなく。
彼にあれほどべったりした自分を想像してみる。今度はまるでイメージを構築出来ない。
62:名無しNIPPER[saga]
2016/05/24(火) 06:48:31.67 ID:ibEATKqeo
「それで今日、みんなで一緒に行こうとしなかったんだ」
ボクの告白を静聴していた蘭子は、柔らかい調子でボクに確認を取ろうとする。
責める気など、まるでないらしい。
63: ◆KSxAlUhV7DPw[sage]
2016/05/24(火) 06:50:35.24 ID:ibEATKqeo
今月中に終わらせたかった……
長くなる時はつけるようにしてたので、今さらですが酉つけておきますね
64:名無しNIPPER[sage]
2016/05/24(火) 08:07:20.27 ID:PLyzVgxKO
おつおつ
蘭子も飛鳥もかわいい
65: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/05/31(火) 22:41:36.10 ID:D9m/pSOOo
蘭子の先導により、もう一人のトモダチの部屋へ着く。
彼女は中に居るだろうか。ボクは腕を軽く振りかぶり、
66: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/05/31(火) 22:43:37.06 ID:D9m/pSOOo
「わぁ……いろいろあるんだね、幸子ちゃんの部屋」
蘭子も入るのは初めてなのか。いろいろある、で済ませていいのかはボクには疑問だったが。
急いで片付けたという幸子の部屋は、それほど物は多くないのに何故か雑然としていた。そしてどこかチグハグというか、幸子の趣味とは合致しなそうなものが散りばめられている。
67: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/05/31(火) 22:46:04.84 ID:D9m/pSOOo
……直球過ぎた。
だからこそ威力もあったようで、幸子がみるみる茹で上がっていく。
「な……な……、なああああーー!? 何を言い出すんですかあなたは!! ボクがプロデューサーさんを……す、す、好きだなんてぇ!?」
68: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/05/31(火) 22:48:54.83 ID:D9m/pSOOo
「……お二人も、プロデューサーさんが好き、と。そういうことで……いいんですね?」
返答を待つ前にこちらから打ち明けたのがよかったのか、幸子は幾分落ち着きを取り戻していた。もう両手で覆う必要もないらしく、ボクらを伏し目がちに探ってきている。
69: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/05/31(火) 22:51:13.34 ID:D9m/pSOOo
堪え切れなくなったのか、俗に言う逆切れの様相を呈された。
ここだけ切り取るとどうして幸子が赤くなってるのか解りづらいだろうな。
「っと、幸子はたしかご両親を大好きだと言ったね」
70: ◆KSxAlUhV7DPw[saga]
2016/05/31(火) 22:53:44.58 ID:D9m/pSOOo
「あ、あんまり見ないで欲しいなぁ〜……」
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