過去ログ - 伊織「あいつと喧嘩した」
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26:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:36:08.20 ID:1EMEuCfU0
ぶらぶらと駅前へ向かって歩いて行く。ハンドバックを振り回しながら。

いいもの発見。

一度は行って見たかったけれども、でもなかなか行く機会がなかったもの。
以下略



27:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:36:52.18 ID:1EMEuCfU0
私の後から入って来た人を真似て、自販機でカードを買った。

そして、適当な台の前で座って、カードを入れる。

出て来た玉を、私は弾き始めた。
以下略



28:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:37:41.27 ID:1EMEuCfU0
しばらくそうやっていると、中央のチューリップに入り、スロットの文字が回り始めた。

お、入った。

残念なことに数字は並ばなかったけれど、結構玉は増えたので、嬉しかった。
以下略



29:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:38:38.02 ID:1EMEuCfU0
暇を潰せるとこ探して喫茶店に入った。

いつも二人で入るとこじゃなくて、別の喫茶店。

別に、特に意味なんかない。
以下略



30:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:39:35.58 ID:1EMEuCfU0
悔しいけれど。

しばらく窓の外をぼうっと見ていた。カプチ−ノを片手に。

時間はゆっくりと流れて行く。
以下略



31:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:40:25.11 ID:1EMEuCfU0
返事がない。

私の言葉は部屋の暗がりに、ただ吸い込まれていくだけだった。部屋のあちこちを探し回ってみた。どこにもいない。

ひょっとして、本当にあの女とどこかに出ていってしまったのかしら。
以下略



32:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:41:04.52 ID:1EMEuCfU0
暗いところにいても仕方がないから電気をつけた。部屋の中は私が家を出る前と寸分変わらない光景だった。

ただあいつがいないだけで。

呆然として床にへたりこんだ。出てくるのは後悔の言葉ばかり。
以下略



33:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:42:40.29 ID:1EMEuCfU0
ローボードの上の時計がこちこちと時を刻んでる。

静けさの中のただ一つの音。

15分待った。
以下略



34:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:43:14.13 ID:1EMEuCfU0
出たものの、あいつが今どこにいるのか、思い当たる場所はなかった。

あいつはどうしているのだろうか。

想像して見る。
以下略



35:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:45:16.12 ID:1EMEuCfU0
あいつがあの女の部屋にいる、という想像が働いて、いやなシーンを思い浮かべてしまった。

いけない、そんなことを考えていては。

あの女のところに乗り込もうか。そう考えて、気付いた。
以下略



36:名無しNIPPER[sage]
2016/05/05(木) 00:47:56.44 ID:1EMEuCfU0
とりあえず、駅前の思い当たる場所を探そう。

私は駅の方角に向かって歩き始めた。

駅前で、いつも二人で行く店を中心に探して回る。
以下略



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