過去ログ - モバP「月下の二人は夢を綴る」
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41: ◆ULuwYLs/ds[saga]
2016/05/05(木) 23:19:35.75 ID:xJU0s9Q00



「……いよいよですね」

衣装を纏い、ステージの袖で私と文香さん。二人並びます。

「似合ってるわ。二人とも」

いつの間にかステージから下りて来ていたハートウォーマーの三人が私達に声をかけます。

皆さんのステージも素敵でしたと伝えると。朋さんが照れながら、まぁね。と答えます。

「ともかく、会場の空気は暖めておいたわ」

ハートウォーマーは心だけじゃなく、空気も暖めるのよ。

ビシッという音が立ちそうな位の決めポーズをした後。頑張ってね。という言葉と共に朋さん達が去っていきました。

改めて、この世界には様々な方が居ます。

器の色や形は違っても、それぞれ綺麗な色で煌めいてると。

ふと、空を見上げれば大きな月が顔を覗かせていました。

月は憧れ。その憧れが綺麗に瞬いてしまい、自分の光が霞んでいたとしても……大丈夫。

後ろには背中を押してくれるプロデューサーさんが居ます。

遠くから見守ってくれる家族が居ます。

周りには仲間が、目の前には応援してくれるファンの方が、そして横には……

文香さんが私の視線に気がついたようで、私に微笑みかけます。


ーー行きましょうか。

そう聞こえた気がします。

私も頷き、駆け出したくなる想いを抑えずに、行きましょう!



精一杯、輝く星になるために!


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