過去ログ - 「路地裏で猫を撫でたら、不思議な場所へ着いた」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/15(日) 23:54:20.21 ID:Wgxy7OOe0

「はっはっは、猫は立つし話すし、紅茶も飲むじゃよ」

「夢でも見てるみたい」

「それから、きちんと仕事もな」


タップリは棚から一冊の本を持ってくると、篠の前に置いた。


「ワシは『不思議文学』という分野の研究をしておるのじゃ」

「ふしぎぶんがく……」


馴染みのない言葉に首をかしげる篠。
しかし本の表紙に書かれた文字を見て、一つ驚く事があった。


「『不思議文学のふしぎ』……著 アマカラ タップリ……」


知らない文字なのに読める。
一つ一つの文字に見覚えはなかったが、書かれた意味は直感で理解できた。

算数の問題で、計算をすっ飛ばして答えを思いついたような、奇妙な感覚だった。


「不思議文学はこの世に存在している『伝説』や『神話』のうち、文字に関係するものの正体を突き止めたり、古文書の失われた言語の解読なんかをする、ひっじょ〜〜〜〜に知的で面白く不思議な文学なのじゃよ」


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