過去ログ - 提督「加賀が俺の心の隙間を埋めるお話」
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15:名無しNIPPER[saga]
2016/05/16(月) 04:48:32.02 ID:5wQUmt4T0
赤城「見てないで翔鶴さんも手伝ってください! このままじゃ加賀さんが焼き鳥になってしまいます!」

金剛「うー! 離すネー!」ばたばた

翔鶴「残念ながらその努力も水泡に帰すようですよ」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/05/16(月) 04:51:07.16 ID:5wQUmt4T0
赤城「何を悠長な! 提督は意識不明、加賀さんも重傷です! はやく処置を施さないと――――」

その時、赤城は奇妙な笛の音を聞いた。それは再び空洞となった提督の心から、その大きく開いた裂け目から響いてきていた。

つい今しがたあれだけ熱を持っていたものからとは思えないようなゾッとする冷たい隙間風に撫でられた瞬間、赤城は何かほとんど魔術じみた罠に嵌ったのだと直感した。
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/05/16(月) 04:52:55.31 ID:5wQUmt4T0
§

瑞鶴「ねえねえ、加賀さんこんなところで何をしてるの?」

加賀「仕事よ。あなたと違って私は忙しいの」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/05/16(月) 04:53:41.04 ID:5wQUmt4T0
瑞鶴「いいでしょ別に。せっかく加賀さんが私に初めてプレゼントしてくれたものなんだし、お気に入りなのよ、この赤いマフラー」

加賀「……好きにしなさい」

瑞鶴「それにしても、どうして私、鎖で固定された首輪なんてしてたんだろうね?」
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/05/16(月) 04:55:07.71 ID:5wQUmt4T0
加賀「瑞鶴あなたは、赤城さんや翔鶴……さん、を知っているかしら」

瑞鶴「もちろん!」

加賀「! 思い出したの!?」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/05/16(月) 04:59:33.98 ID:5wQUmt4T0
あれから提督の心は忽然と姿を消した。恐らくあれは心に空虚を孕ませすぎた結果として体に収まりきらず外に出てきてしまったものだったのだろう。何らかの方法で空虚をなくせば元通り。空虚を含まない風船が充実によってしぼむようなものだと、そう考えることにした。

提督の仕事ぶりは悪くない。むしろかなり優秀な実績を誇っていた。また同僚たちにも恵まれていて、優秀者に伴う嫉みなどにも出会わず良好な生活を送っている。それでも時折、提督は不可思議な喪失感を訴えた。

「俺は確かに今恵まれている。含んだ言い方? いや、不満があるのではない。物質的にも精神的にも非常に充実している。なんなら心から俺は幸せ者だと言っても良い。
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/05/16(月) 05:07:50.01 ID:5wQUmt4T0
加賀さんなので悲恋っぽくした。

前スレ

空母物理シュールスレ
以下略



22:名無しNIPPER[sage]
2016/05/16(月) 05:09:38.33 ID:lts2kN/9o
どういうことだってばよ…


23:名無しNIPPER[sage]
2016/05/16(月) 05:38:26.25 ID:+aHtbw6B0
わりとすき


24:名無しNIPPER[sage]
2016/05/16(月) 06:55:52.75 ID:oc0SdY11O
ハーメルンの笛吹きとかいうトラウマ本


25:名無しNIPPER[sage]
2016/05/17(火) 00:14:37.16 ID:fWitcbZyo
よくわからなかったが嫌いじゃない



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