過去ログ - 提督「加賀が俺の心の隙間を埋めるお話」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/05/16(月) 04:39:30.15 ID:5wQUmt4T0
赤城「提督のお気持ちお察しします。親友である彼女たちの仲を一時的にとは言え引き裂いたのですから、良心が痛むのですね」
提督「いや爆撃を受けたから痛いのであって……というか、あいつら親友なの? 殺意があったぞ」
翔鶴「いえ、いつもはちゃんと仲良しなのですが……まあ瑞鶴は素直になれない性格なので、あのような爆撃も本心からではなく、愛情の裏返しと思えば」
以下略
7
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/05/16(月) 04:40:34.03 ID:5wQUmt4T0
赤城「加賀さんが提督の心に居ることはわかりました。呼んでみましょうか。……加賀さん、加賀さーん? 少しお話しませんか! 赤城です!」
翔鶴「……反応ありませんね」
提督「心が重い」
以下略
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/05/16(月) 04:41:29.69 ID:5wQUmt4T0
加賀「翔鶴、覚えておきなさい。後で瑞鶴ともども私じきじきに教育してあげます」
翔鶴「いえ、あの発言は、別に加賀さんの体重が重いっていうわけではなく、そうですね、そう! 女として重いみたいなニュアンスだったわけです!
加賀「そう」
以下略
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/05/16(月) 04:42:21.97 ID:5wQUmt4T0
加賀「それはできないわ」
翔鶴「どうしてですか!」
加賀「出られないのよ」
以下略
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/05/16(月) 04:43:12.22 ID:5wQUmt4T0
加賀「それは……」
翔鶴「赤城さん、赤城さん、それは少し加賀さんには答えるのが難しい問ですよ」ひそひそ
赤城「翔鶴さん、えらく訳知り顔ですね」
以下略
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/05/16(月) 04:44:09.57 ID:5wQUmt4T0
加賀「それは私が提督のことを好きだからよ」
赤城「……とてもストレートに表明していますよ?」
翔鶴「あら?……きっとあれです、加賀さんは提督に心入ったのですね。心に入っただけに」
以下略
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/05/16(月) 04:44:47.77 ID:5wQUmt4T0
提督「ぐっ! おおお……!」
赤城「え!? どうしました!? 提督!」
提督「加賀! 加賀あああ!」だだだ
以下略
13
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/05/16(月) 04:46:18.95 ID:5wQUmt4T0
赤城「でも、待ってください! 提督は今自分の心を叩き壊さんばかりの勢いで殴っていますよ? 提督の今の状況は言ってしまえば想い人を自分の心に監禁しているようなものです! これって恋愛の独占欲は満たされている状態なのだから、今の提督の行動は説明できないのでは!?」
翔鶴「だから赤城さんは赤城さんなのです! 恋愛においては心の内にある想い人の像も大切ですが、やはり心の外にある想い人にも実際出会って触れ合いたいという欲求もごく自然のものなのです! ただし今の加賀さんの場合、本来外の像が心の内部に入り込んでしまっているので、提督の心にだけ存在する妄想となっていますが」
赤城「加賀さんが妄想のわけありません!」
以下略
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/05/16(月) 04:47:37.72 ID:5wQUmt4T0
赤城「ちょっと翔鶴さん! あなたもどこかおかしくなっていますよ!? 正気を保ってください!」ゆさゆさ
翔鶴「えー? 赤城さんは提督の心の行方が気にならないのですか?」
赤城「……仕方ありません。工廠には確か自白剤か催眠剤があったはずですね。それを提督に飲まして心を柔らかくすれば、亀裂の大きさも少しは融通が利くはずです」
以下略
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/05/16(月) 04:48:32.02 ID:5wQUmt4T0
赤城「見てないで翔鶴さんも手伝ってください! このままじゃ加賀さんが焼き鳥になってしまいます!」
金剛「うー! 離すネー!」ばたばた
翔鶴「残念ながらその努力も水泡に帰すようですよ」
以下略
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/05/16(月) 04:51:07.16 ID:5wQUmt4T0
赤城「何を悠長な! 提督は意識不明、加賀さんも重傷です! はやく処置を施さないと――――」
その時、赤城は奇妙な笛の音を聞いた。それは再び空洞となった提督の心から、その大きく開いた裂け目から響いてきていた。
つい今しがたあれだけ熱を持っていたものからとは思えないようなゾッとする冷たい隙間風に撫でられた瞬間、赤城は何かほとんど魔術じみた罠に嵌ったのだと直感した。
以下略
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