過去ログ - オフィーリア「心からお慕いしておりました」
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◆d/8j7bKhKM
[sage]
2016/06/02(木) 01:00:59.10 ID:oBZyXVaHO
ハムレット「いや、なんでもないさ」
すると、ハムレット様はニヤニヤしながら指で円を作ってみせます。
なんでしょう、とても人を腹立たせるのが上手でいらっしゃいます。
オフィーリア「随分とご陽気でいらっしゃるんですね」
嫌味の一つも言いたくなります。
ハムレット「誰が?僕が?」
オフィーリア「えぇ、ハムレット様がです」
ハムレット様は、全く気にした素振りも見せずにとぼけてみせます。
ハムレット「そりゃそうさ!人間陽気じゃなきゃ生きている甲斐がないというものだ。見てごらん、母上のうきうきしたお顔を。父上が亡くなられて2時間ほどしか経っていないというのに」
王様と王妃様の方を指差しながら、至極楽しそうに仰います。
一方の指差されたお二人は気まずそうに顔を背け、こちらに聞こえない様に何事か囁いてます。
オフィーリア「いいえ、ハムレット様、貴方のお父上が亡くなられてから二月の倍になります」
ハムレット「えっ、そんなになるか!驚いた、死んで二月も経つのに忘れられないとは!偉い人の死は半年は忘れられないと見える」
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