過去ログ - オフィーリア「心からお慕いしておりました」
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47: ◆d/8j7bKhKM[sage]
2016/06/02(木) 01:08:23.20 ID:oBZyXVaHO
そうして演劇が始まりました。
劇の間もハムレット様は演者に向かって野次を飛ばしたり、解説を高々と叫んだりなさいましたが、それ以外には特に問題もなく劇は進んでいきました。
しばらくすると、最初の黙劇で見たシーンにさしかかりました。
黒衣を纏った男が手に瓶を持って現れます。

ハムレット「そら、あれが王の甥、ルシアーナスだ」

オフィーリア「まるでコーラス役の様にお詳しいのですね」

てっきり私は、あの男は王の弟かと思ったのですが、どうやら違う様です。
元々解っているとは言えませんでしたが、ハムレット様が何の為にこの演劇をお見せになっているのか、よく解らなくなってきました。

ハムレット「あの男は王位を奪おうと庭で王を毒[ピーーー]るんだ。そうしてほら、すぐに解る、王妃を口説き落とそうとするのが」

ふと、解説を続けるハムレット様の視線が、ある方向に固定されている事に気が付きました。
その視線の先には、王様と王妃様がいらっしゃいます。


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