過去ログ - 高垣楓「違いの分かるひと」
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27:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 22:14:21.05 ID:z9b3uMXIo

何か言葉にならない言葉を叫ぼうとして、思い切り咳き込んだ。
比喩ではなく息をとめていたらしい。阿呆か俺は。

 「だ、大丈夫ですか?」
以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 22:23:42.79 ID:z9b3uMXIo

やはり、俺のプロデュースは一歩も二歩も遅れているらしい。
最近は苦笑が漏れてばかりだ。

 「それで、プロデューサー?」
以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 22:24:12.37 ID:z9b3uMXIo

 「プロデューサーさんもご一緒にどうっスか?」

 「犠牲者は多い方が助かるわ」

以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 22:31:03.66 ID:z9b3uMXIo
 ― = ― ≡ ― = ―


 『――初めまして。高垣楓と申します』

以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 22:31:30.18 ID:z9b3uMXIo



 「聴いてください――高垣楓で、『こいかぜ』」

以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 22:36:20.29 ID:z9b3uMXIo
 ― = ― ≡ ― = ―

 「どうして普通のポップスじゃなくて、あんなラブソングだったんですか?」

 「ああ、俺の趣味ですよ」
以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 22:37:01.75 ID:z9b3uMXIo

 「……『楽しかったですか?』って、聞こうとしたんですけどね」

プロデューサーが、満足げに笑いました。

以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 22:42:19.36 ID:z9b3uMXIo

呆れたようにプロデューサーが頭を掻きます。
どうも、真面目な話をするのは恥ずかしくていけません。

 「……で」
以下略



35:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 22:43:02.13 ID:z9b3uMXIo

 「……」

 「色んな服を着られて、綺麗にお化粧してもらって。私も、女ですから」

以下略



36:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 22:58:17.36 ID:z9b3uMXIo

 「……」

 「あ。プロデューサー、泣きそうですね」

以下略



37:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 22:59:10.37 ID:z9b3uMXIo

 「プロデューサー」

 「はい」

以下略



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