過去ログ - 【モバマスSS】きゃっと 驚き オッドアイ
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◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/30(月) 19:26:07.55 ID:jOraSCJg0
※ このSSには、オリジナル設定やキャラの崩壊が含まれます。
※ オッドアイ(odd eye) 左右の瞳の色が違うこと、又はそういった状態の人や動物を指す言葉。
===1.
僕は今、ある非常に重大で、なおかつ厄介な問題に頭を悩ませていた。
それはどんな問題なのかと問うならば、椅子に座った僕の目線の先に丁度ある、
たわわと実る、二つの立派なお山についての問題で――あっ、違う。
「お仕事、お仕事、お仕事の山、ヤマ! やまっ! Pチャン、これは一体全体、どーゆうつもりだにゃ!」
そう、今の僕が考えなくちゃあならないのは、
山は山でも僕の机の上に身を乗り出すように両手をついて、怒りの表情をあらわにしている目の前の少女、
前川さんの両腕に挟まれる形でシャツ越しに主張される、二つの膨らみのことじゃない。
SSWiki :
ss.vip2ch.com
2
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/30(月) 19:28:15.68 ID:jOraSCJg0
彼女の言ってる仕事の山、今後の僕らの予定が書かれた、
ホワイトボードを埋め尽くすほどの大量の仕事をどう消化するか……
それこそが僕の頭を悩ます、厄介な問題なのである。
以下略
3
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/30(月) 19:29:17.73 ID:jOraSCJg0
「あのね! みくが取って来てってお願いしたのは、今よりもワンランク上のお仕事のこと!
なのにこれじゃあ、普段やってるお仕事の、ただ量が増えただけじゃない!」
「で、ですが今のアイドル部門じゃそういった仕事は僕らじゃなくて、
以下略
4
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/30(月) 19:31:12.23 ID:jOraSCJg0
僕はそんな前川さんの迫力に思わず首を縮めると、叱られた子供のような顔で彼女を見た。
そりゃあできることならば僕だって、彼女の言う通りに「良い」仕事を持って来てあげたいさ。
でも、今のウチの状態じゃ……。
以下略
5
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/30(月) 19:33:22.98 ID:jOraSCJg0
===
――さて。ここで一度、僕と彼女の関係と、僕らの置かれた状況ってヤツについて、簡単に説明をしておきたい。
まず初めに、僕の方から自己紹介。
以下略
6
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/30(月) 19:35:30.58 ID:jOraSCJg0
そんな僕らが一緒に仕事をするようになってから数ヶ月。色々とまぁ問題もあったけど、
それでも一端のアイドルとプロデューサーとして、それなりに名前も売れてきたと思っていたある日のことだ。
僕らの所属するアイドル部門にたいして、お偉いさん達から一つの通達が下された。
以下略
7
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/30(月) 19:37:36.42 ID:jOraSCJg0
アイドルはいる、スタッフも設備も揃ってる。だけど、業界内でのウチの仕事量はそこそこで、
損はしないが大きく儲けることもないという、事業としては完全に停滞してしまっていたのが、アイドル部門の実情。
そしてそこに目をつけたのが、他の二部門のお偉いさん達。
以下略
8
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/30(月) 19:38:58.02 ID:jOraSCJg0
……確かに、彼らのやってることの理屈は、僕にだって理解はできる。
今は一人でもいい、「ウチの事務所の所属です!」と胸を張って言える、
そんなアイドルを用意できなければ、部門自体が無くなってしまうかもしれないのだから。
以下略
9
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/30(月) 19:40:25.27 ID:jOraSCJg0
===
「……僕の意見としましては、前川さんは本当によくやって下さっていると思います。
仕事先での評判も、真面目で信用がおけると良い評価を頂いてますし、事実、
こういったキャラクターで売り出しているアイドルの中では、アナタの人気は相当なものです」
以下略
10
:
◆Xz5sQ/W/66
[sage]
2016/05/30(月) 19:44:37.13 ID:jOraSCJg0
とりあえず、ここまで。書き溜めがあるわけでもないので、更新はゆっくりを予定しております。
11
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/05/30(月) 19:49:28.01 ID:4KcC4ZlHO
てやんでぃ!
12
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/05/30(月) 20:02:04.14 ID:h8MVDJsv0
オッドアイなら楓さんだな
13
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/05/30(月) 23:52:17.65 ID:b7iGjBYhO
おっとどっこい茄子
14
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/05/31(火) 00:41:39.56 ID:EzfAQIRQo
おっとどっこい未来ちゃ
15
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/31(火) 19:33:14.02 ID:ajF75kz00
===
前川さんの言うように、一口に可愛いアイドルと言っても、その種類は実に様々だ。
純粋に見た目が可愛らしい子。普段の振る舞いや仕草が、女の子らしくて可愛い子。
以下略
16
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/31(火) 19:36:29.14 ID:ajF75kz00
安易なキャラ付けだと非難する者もいるだろうが、その完成度は非常に高く――
僕なんかはネコミミとしっぽのついた衣装を身に纏い、猫の仕草を真似ながら歌い踊る彼女の姿を始めて披露された時に、
前川さんの可愛さを追求することに対する執念と情熱を「これでもか!」と見せつけられた思いだった。
以下略
17
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/31(火) 19:37:42.11 ID:ajF75kz00
===
「それは、みくだって自分が『正統派』のアイドルじゃないのは分かってるよ?
キャラ付けを始めたのも、最初は他の子よりも目立てるようにって言うのが理由だったし……」
以下略
18
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/31(火) 19:38:27.51 ID:ajF75kz00
「……分かりました。これから先輩の所に行って、もう一度仕事の件を掛け合ってみます。
前川さんの希望に添えるかはまだ分かりませんが、とにかく、全力で。それが、僕の役目ですものね!」
「う、うんっ! お願いね、Pチャン!」
以下略
19
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/31(火) 19:39:46.39 ID:ajF75kz00
===2.「翡翠の瞳、碧眼の猫」
前川さんと話をした後で早速、僕は普段から懇意にしてもらっている、先輩プロデューサーのもとへと足を運んだ。
まだ事務所に入りたての頃の僕に、教育係として業界のイロハを教えてくれた彼女のことを一言で説明するならば「豪快」。
以下略
20
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/31(火) 19:41:11.68 ID:ajF75kz00
先輩の部屋にやって来た時には、彼女は丁度応接用のソファに座り、
見慣れない女性と(新人さんだろうか?)なにやら話をしていたようだったけど、
ただごとではない僕の雰囲気を察してくれたのか、先に話を聞いてくれると言う。
以下略
21
:
◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2016/05/31(火) 19:42:31.90 ID:ajF75kz00
「だ・か・ら、お姉さんはちゃんと教えたはずよねぇ?
勢いであれこれ仕事をとるのは結構だけど、きちんと消化できる量にしなさいよって!」
「あいだだだだだっ! 先輩! 痛いっ! 痛いっすコレっ!」
以下略
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