49:名無しNIPPER[saga]
2016/05/31(火) 21:38:48.24 ID:6D4QUdRpo
美波はもう帰りたいと思ったが、楓がなにやら少し考えるように下を向いて黙ったので、とりあえず何か言い出すのを待っていた。
楓「……ああ!ありました、まともそうな仕事が」
美波と武内くんが身を乗り出した。
楓「地図作りです。新田さんはダイビングはできますか? パソコンとかIDOLの方の」
美波「はい。特定ネットワーク潜航技術検定準二級です」
武内「履歴書にも書いてありますね」
楓「あ、これってダイビングの資格だったんですか。知らなかった。よく分からないけれど、準二級ってかなりすごそうですね」
オホン、と咳払いして続ける。
楓「この地図作りというのは、いわゆる次元ネットワークの共感覚空間を地図におこす作業です」
美波には聞いたこともない仕事である。
楓「この作業はかなり専門的な知識が必要で、この地図作成のノウハウはおそらく他社にはないでしょう。それくらい特殊な仕事です。かなりやりがいがあると思いますよ」
やりがい。
この言葉が美波の心を少し動かした。
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