過去ログ - サトシ「100レベのトランセルで俺はポケモンマスターになってやるぜ!」
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◆Lm.jAMKRZLFA
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2016/05/31(火) 23:32:27.02 ID:tMKX5aCf0
サトシは過去の友人の名前を一挙に去来してみたが、レッドという人物は思い当たらなかった。
というよりサトシ自体、友達と呼べる者がほとんどいなかったのだ。
タケシ「オレの復讐すべき相手はジムを潰したコクーン使いのレッドだが、今はクソガキ、テメーを潰す。名を名乗れ」
以下略
18
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◆Lm.jAMKRZLFA
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2016/05/31(火) 23:33:07.30 ID:tMKX5aCf0
〜浮浪者のタケシが勝負をしかけてきた!〜
タケシ「ゆけ! ハガネール!」
宝石の散りばめられた絢爛なボールから飛び出してきたのは、なんとハガネールであった。
以下略
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◆Lm.jAMKRZLFA
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2016/05/31(火) 23:33:37.05 ID:tMKX5aCf0
サトシ「確かに、防御力を上げることはバトルにおいて重要だぜ。けどよ、それ以上に要となるのは素早さだ! いくら重厚な鎧を着込んだとしても、鈍足じゃあ先手を取られてオダブツよ! テメーはそこんとこ甘かったな!」
タケシ「……好き勝手ほざいてるようだが、それは全て机上の空論に過ぎないぜ。まだバトルを始めてないくせして、いかにも勝った風にほざくなカス」
タケシの挑発に彼は乗ってしまった。
以下略
20
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◆Lm.jAMKRZLFA
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2016/05/31(火) 23:37:48.59 ID:tMKX5aCf0
ポケモンバトルは、相手の行動を先読みすることに勝利の秘訣がある。
だが、それはゲームに限った話だ。
実際のポケモンバトルでは先読み能力に加え、目まぐるしく変わる戦況に正確な判断を下す適応力が必要になってくる。
思案する時間など与えられない。
以下略
21
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◆Lm.jAMKRZLFA
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2016/05/31(火) 23:38:17.96 ID:tMKX5aCf0
タケシ「ハガネール! とどめのアイアンテールだ! 精肉処理のイメージで潰せ!」
鉄蛇はサトシを宙へ跳ね上げると、尾を銀色に光らせ振り回した。
落ちる寸前にしなる尾を叩きつけ、肋骨をへし折るつもりらしい。
しかし少年も愚かなトレーナーではなかった。
以下略
22
:
◆Lm.jAMKRZLFA
[saga]
2016/05/31(火) 23:38:59.71 ID:tMKX5aCf0
その時、どよめく群衆の中からこちらに向かい駆けてくる真紅の影があった。
目にも留まらぬ速さで跳躍し、電柱を蹴ってハガネールの頭に飛び移る。
影の手にしている棍棒らしき物が、風を切って振り下ろされた。
ブグォッ……
以下略
23
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◆Lm.jAMKRZLFA
[saga]
2016/05/31(火) 23:40:20.06 ID:tMKX5aCf0
サトシ「は、発狂しやがった!」
サトシ「これじゃジムバッチがGETできねぇ!」
サトシ「やむを得まいか」
以下略
24
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◆Lm.jAMKRZLFA
[saga]
2016/05/31(火) 23:43:32.31 ID:tMKX5aCf0
宝石を散りばめたかのような星空の下、二人の武将が俯せに倒れた浮浪者を挟んで対峙していた。
一人はマサラタウンのサトシ、100レべのトランセルを片手に幾つものポケモンの頭を割ってきた孤高のハンターである。
もう一人はトキワの森のジュンヤ、彼もまたアギルダーとキャタピーの遺伝子を配合させた最速改造ポケモン『アギャピー』の使い手である。
ジュンヤ「兄さん、アギャピーがトランセルに成長を遂げる。この意味が分かるかい?」
以下略
25
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◆Lm.jAMKRZLFA
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2016/05/31(火) 23:44:05.53 ID:tMKX5aCf0
サトシ「うお、こいつ喋るのかよ」
ジュンヤ「驚いたかい? 僕のさなえは八年来の付き合いだからな」
サトシ「おいおい、さなえってなんだ。まさかテメーがつけたサーナイトの名前か?」
以下略
26
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◆Lm.jAMKRZLFA
[saga]
2016/05/31(火) 23:44:34.59 ID:tMKX5aCf0
ジュンヤ「さなえ! とびひざげりだ!」
サーナイト「了解しました、マスター!」
サトシ「ちょ、待て! とびひざげりっておかしいだろ! ガチガチの物理アタッカーじゃねーか!」
以下略
27
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◆Lm.jAMKRZLFA
[saga]
2016/05/31(火) 23:46:39.86 ID:tMKX5aCf0
サトシは左下にある自らの生命メーターをチラリと一瞥した。
四分の一ほど削られている。
あてみなげはそれほど威力の高い技ではなかったはずだ。
まさか……
以下略
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