過去ログ - サトシ「100レベのトランセルで俺はポケモンマスターになってやるぜ!」
1- 20
75: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/06/01(水) 00:26:12.23 ID:jn6QrRSX0
沙亜夜「人を……人を殺してしまった!」

沙亜夜は愕然とした。
ポケモン同士が魂をぶつけ合ってこそ、ポケモンバトルは意味を成す。
トレーナーを殺してしまっては、ただの殺人にしかならない。
たとえそれが正当防衛であったとしても、人間の刑法はポケモンには適用されないのだ。
害獣認定の後、保健所に送られるのがオチである。

沙亜夜「ど、どどどうしよう!」

両腕で頭を抱え、うずくまったサーナイトの首に蔦の先端がチクリと刺さった。
咄嗟に蔦を掴み引っ張るも、返しが付いているのか全く抜ける気配はない。
茎の管を通り、ウツボット特製の神経毒がサーナイトへ注ぎ込まれた。

沙亜夜「あうぅ……」

毒の作用により、手足が痺れ自由に動かない。
さらに雪花の如く白い顔に、紫色の斑点ができ始めた。
ウツボットの『どくどく』は毒と麻痺作用、二つの特性を持つ。
動けなくなった獲物を手繰り寄せ、溶解液で溶かしながら頂くのがウツボット界で最もメジャーな食事方法だ。
脚に蔦が絡みつき、ウツボットへの距離が徐々に縮まっていく。
朦朧とする意識。
狭まる視界。

沙亜夜(もう……終わりなのかな……人殺しのポケモンだから……生きていても……意味……)


???「ヴォイ! ウツボットテメェ! 俺のポケモンに何してやがるッ!!」

沙亜夜(……え?)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
281Res/193.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice