過去ログ - フレデリカ「アタシPンコツアンドロイド」
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◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 10:29:05.18 ID:zPFfeAqvo
第二にして最後の障害は、事務所入り口横に備え付けられた更衣室へたどり着けるか、否か。
入り口は、給湯室とプロデューサーのデスクを正三角形の底辺を形作るとしたならば、正にその頂点。
フレデリカが座っていたソファーのその先にある。
以下略
48
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◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 10:29:38.31 ID:zPFfeAqvo
デスクを回って、給湯室の前を通る。
我慢を重ねる汁が歩く度に零れ落ち、床に模様を刻む様が、幻想的に紳士だ。
お茶に氷を大量に突っ込みかき混ぜながら、リズムにのせて体を左右に揺らすフレデリカ。
以下略
49
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◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 10:30:20.33 ID:zPFfeAqvo
(帰ったら、裸エプロン着せて脇につけ毛つけさせよう。そうしよう)
新たな領域の開花を喜びつつ、名残惜しさを振り払いながら、プロデューサーは興奮冷めやらぬ天国からの脱出路へと、勢いよく足を動かした。
その時だ。
以下略
50
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◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 10:31:12.75 ID:zPFfeAqvo
掌と掌を叩いたとき、何故音が鳴るのかご存知だろうか?
それは、互いの掌に包まれた空気が瞬間的に閉じ込められ、行き場をなくした結果、僅かな隙間から瞬間的に出ていくからだ。
その時に、出ていく空気の押す力が空気を伝わり、鼓膜を揺らすのだ。
以下略
51
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 10:31:55.31 ID:zPFfeAqvo
(ま、不味い……! おれの平均チン長を5.5pも凌駕する巨大なムスコが……! くっデカさが仇になるとは……! ふ、フレデリカは……?!)
今一度、フレデリカへと目を向ける。
やはり、反応し振り向かんとしているーーー!
と、止めなければ……!
以下略
52
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 10:32:54.91 ID:zPFfeAqvo
まずは、〈待ち〉。
振り向かれるというリスクを孕みつつ、待つ。
「………」
以下略
53
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◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 10:33:22.36 ID:zPFfeAqvo
フレデリカは氷とお茶をかき混ぜながら、口調そのままに声色を少しだけ落として言う。
つい、頬が緩む。
プロデューサーは知っている。
以下略
54
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◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 10:33:55.57 ID:zPFfeAqvo
だからだろうか。
口先三寸、超絶舌技で切り抜けようとしていたはずなのに。
全裸でフレデリカの裸エプロンを想像して断続的に股間から無駄撃ちを続ける自分に、優しく棒を握るように包み込むフレデリカを裏切ることなどできようか。
以下略
55
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 10:34:25.10 ID:zPFfeAqvo
「……少しだけ、後悔しているんだ。
フレデリカをアイドルにしてしまったことを」
「んーーどして? 」
以下略
56
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 10:34:54.79 ID:zPFfeAqvo
「フレデリカが始めてオーディションに来たときは正直軽い気持ちだった、だろ?」
「まぁ、そうかも。友達と盛り上がっちゃって、勢いばんばんばーん! て感じだったし」
「はは。だよなぁ。でも俺はそんなフレデリカに、一目惚れしたんだ。ああ、この子は規格外だってな」
以下略
57
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◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 10:35:51.54 ID:zPFfeAqvo
「フンフンフン。フレちゃんJASも認定不可noな規格むり品だもんね〜。へへ」
「その分苦労もしたけどな。 大御所さんの鬘でお手玉したときは流石に処刑台を覚悟したよ」
「あれはゴメンて言ったじゃん。も〜。お陰で気に入られたしもーまんたいだったのにー」
以下略
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