41: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:20:28.70 ID:j9Trbnxr0
安斎都――
昔のREINAの同僚アイドルであり、今は引退して探偵をやっているらしい。
42: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:20:57.35 ID:j9Trbnxr0
この探偵気取り、いや、探偵にはなったのか。 まあどちらでもよい。
は、この十年と言うもの、REINAと顔を合わせる度にその事を訪ねてくる。
REINAも最初は真摯に対応していたが、
何度も繰り返し来られると流石にキツい。
43: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:21:29.40 ID:j9Trbnxr0
ふざけるんじゃない。
確かにみりあの事はライバル視はしていたけど、一度も憎いと思ったことは無い。
寧ろ仲は良かった。
44: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:22:04.78 ID:j9Trbnxr0
つか、何をしてるんだろか、あのクソマネージャー。
車回してくるだけでどんだけ時間かかってるのよ、もうクビよ、馘首。
そうREINAが思っていると、都は意外な事を聞いて来た。
45: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:23:07.51 ID:j9Trbnxr0
「あ、あははっ!亡霊!? みりあの??あははっ、バカじゃないの!?、貴女、そんなの信じてるの??」
REINAはお腹を抱えて心底、笑い、この探偵もどきをバカにした。
46: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:23:49.36 ID:j9Trbnxr0
…ちょっと悪いことしたかな。
長年事件を追っていて病んでしまったのかもしれない。
昔の仲間だし、いずれ機会を見つけて気晴らしに誘おうか。
47: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:24:17.32 ID:j9Trbnxr0
マネージャーに家に送ってもらうと、REINAの自宅のタワーマンションについた。
最上階には2フロアしかなく、もう一部屋は海外の弁護士の別宅らしく、住人は殆ど見かけない。
48: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:24:47.59 ID:j9Trbnxr0
暗闇の廊下の隅に何か「居る」気配がする。
49: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:25:38.20 ID:j9Trbnxr0
ガタガタと震えるREINAの手中のスマホのライトに反応し、少女が顔を上げる。
ライトに照らし出されたのは、あの時のままの姿、あの時の髪型、・・・・あの時のステージ衣装。
50: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:26:07.71 ID:j9Trbnxr0
ああ、みりあだ。苦しそうに濁った声だが間違いない、あの頃聞いた、みりあの声だ。
そこまでで限界だった。
51: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/10(金) 08:26:37.99 ID:j9Trbnxr0
「ちょっと、やりすぎちゃったかな・・・??」
黒目のコンタクトレンズを外しながら、床に横たわるREINAを見てゆりあが呟く。
100Res/78.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。