過去ログ - 十一年後の名探偵
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89: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/20(月) 05:23:20.43 ID:TIm4kW2d0
そうプロデューサーが考えていると、突如都が、


「ゆりあちゃんっ!!」

と、連れの少女に向けて大声で叫んだ。

ゆりあはコクリと頷くと、はスカートのポケットからストラップの付いた卵型のケースを取り出し、
それを高々と頭上に掲げる、真ん中に付いているボタンを力強く押した。


【ビ一ーーッ!!ビーーーーーッ!!!!】


辺りに、けたたましく鳴り響く警戒音。


「な、なんだっ!?これはっ!!!」

プロデューサーが驚きの声を挙げる。


すると、都が口元に微笑を浮かべて、

「防犯ブザーの警戒音だよ、無論、それだけならこの山奥では何の意味も成さない」

「だが、近頃の奴は高性能でね?? ゆりあ君のブザーは警備会社と契約していて、衛星で即座に現在位置を知らせる優れモノだ」

「警備会社の人間はどう思うだろうね??
小学生の少女が携帯も繋がらない山奥で防犯ブザーを鳴らしている。すぐさま警察に知らせて、自分達もココを目指して出動しただろうね」

そして少し考える様にして、

「まあ、たっぷり一時間もあれば駆け付けるだろう」

と、プロデューサーに告げた。




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