過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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116: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/08(水) 23:21:52.59 ID:RPa3KIXbo
真姫☆「…希」

希「ん?」

真姫☆「話したいこと、何かあったんでしょ?」

希「えっ…どうして?」

真姫☆「そんな顔してる。相談したいことがあるってツラよ」

希「へぇ…真姫ちゃんも相当洞察力高いね。次のアイドル応援部部長は真姫ちゃんで決まりかな?」

真姫☆「残念だけど…あなたが卒業する前にこの世界からはいなくなる予定よ。…本当に、残念だけど」

希「そっか…。うん、それは仕方ないことやけどね…」

希「…せやね、悩み事…相談したいことあったんよ。西木野さんのことについて」

真姫☆「まぁそうでしょうね。今日アイドル専攻に行ってきたんでしょう?何があったの?」

希「…何が、うーんと、色々なことがあったね…」

希「何から話せばいいか…」


希(うちは思いつく限りの、今日うちが見たこと、聞いた話を真姫ちゃんに話した)

希(西木野さんが乱暴な指導の仕方をしていたこと、それがえりちの指示だということ)

希(えりちは西木野さんを愛するという条件で西木野さんを指導補佐に仕立て上げたこと)

希(西木野さんの収まりかけていた、アイドルと学校が嫌いという感情が、再び芽生えてしまったということ)

希(それと後…穂乃果ちゃんにも、真姫ちゃんが二人いると知られたことも、ついでに)


真姫☆「…穂乃果に?だ、大丈夫なの…?学校にチクられたりしたら…」

希「穂乃果ちゃんはそんなことしないと思うから平気やよ」

真姫☆「そ、そうかしら…生徒会長就任演説を聞いてたらかなり厳しそうだったけど」

真姫☆「少しの異常も見逃さないような…」

希「サボりや規則違反には厳しいかもしれないけど、事情があるなら穂乃果ちゃんはそこらへん寛容やよ」

希「あの子にはちゃんとした、優しさも兼ね備えているから」

真姫☆「あの穂乃果に、優しさ…?私には理解できそうにないわね…」

希「…ま、穂乃果ちゃんとの付き合いはそこそこ長いからね、うちは」

真姫☆「…それはいいとして、あっちの私…、絵里にいいように使われちゃってるわね」

真姫☆「希の言っていた、誰かに染まりやすい状態っていうのをまんまと利用されちゃったって感じね」

希「そう…えりちの真姫ちゃんへの入れ込み具合から察するべきやったのかもしれない。…彼女が、真姫ちゃんにアイドルを教えた張本人だったってことに」

希「そして、人の心を操るのが得意なえりちなら、西木野さんの信頼を勝ち取るくらい楽勝だなんて、わかりきってたことやったのに…」

希「…そのことまで、頭が回らなかったうちの失態や…。もっと注意するように言っておくべきだった…」

真姫☆「行っても無駄よ。絵里はそんな猜疑心を煽る言葉も忘れされるでしょう」

真姫☆「きっとあっちの私にとって、誰かに愛されるということは何事にも代え難いほどの充足を得られる行為なのでしょうし」

真姫☆「あなたからちょっとの注意を受けたところで、その誘惑に勝てるとは思えないわ」

希「…せやね。じゃあうちがずっと付き添って…いや、現実的に無理か、それは」

真姫☆「そう。そして今考えるべきは、あの時こうしていればよかった、なんかじゃない」

真姫☆「これから、どうするべきか。それだけよ」

希「…うん」


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