過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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161: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/08(水) 23:52:28.13 ID:RPa3KIXbo
真姫☆「ん?そういえば凛、さっきあなた、『実は…』って何か言いかけてなかった?」

凛「え、あぁ…そうだった」

真姫☆「何言おうとしたのよ。もしかして盗聴器に欠点でもあるんじゃ」

凛「違うよ!凛の作る機械は完璧だよ!言いたかったのは…」

凛「実は希ちゃんに言った盗聴器のサイズ…あれは最小のものじゃないんだ」

真姫☆「最小じゃない…?」

凛「うん。ホントはもっと小さくできるの。落ちたら探すのに苦労するレベルで」

真姫☆「へぇ…なんで言わなかったのよ。紛失されるかもしれないから?」

凛「それもあるんだけどさ。集音機能に難があるんだよね、そこまで小さくしちゃうと」

凛「半径1〜2メートルくらいの音しか拾ってくれないんだ。だからあらかじめ省いちゃったってこと」

真姫☆「あぁ…そうだったの。うん、まぁそれなら…」

真姫☆「…」


真姫☆「あっ…!」


凛「にゃ?どうしたの?」

真姫☆「…それだわ!」

真姫☆「小さくて発見が困難で、それでいて周囲1,2メートルの音が拾える…!」

真姫☆「確かにそれだと、第三者が所持していちゃ誰かの会話を拾うことは困難だけど…」

真姫☆「じゃあそれを、話す本人にくっつければ…!」

凛「おぉ!」

凛「…ん?だけどよくよく考えたら、絵里ちゃんが盗聴器に気づいてたら意味ないんじゃ?」

凛「気づいた上で盗聴器を外させずに、心にもない綺麗事を並べてこの世界の真姫ちゃんにさらに気に入られようとするかも!」

真姫☆「…その可能性もなくはないけれど、でも…あの絵里の性格から察するに、彼女は希の心も折りにくると思ってる」

真姫☆「自信満々だった希の作戦を看破することで希を絶望させて愉悦に浸ろうって考えそうなやつよ、アイツは」

凛「うぇ…凛の知ってる絵里ちゃんとはかけ離れた感じの思考だにゃ…」

真姫☆「私もあまり信じたくはないけど、こういう考え方するやつなのよ、この世界の絵里は」

真姫☆「…だからきっと、盗聴器に気づいたならそれを外させるように言ってくると思う」

真姫☆「そこに思いもよらないところからもう一つの盗聴器を仕掛ければ…」

凛「流石にそこまでは気が回らないって寸法だね!」

真姫☆「あえて希に知らせないことで、絵里の心を読む力にも対応できる。…これならうまくいくはずよ」

凛「…んー、でも自然に絵里ちゃんに近づいて、尚且つ違和感なく身体に盗聴器くっつけられる人、なんている?」

真姫☆「私たちの中にはいないかもしれないけど…」

真姫☆「…バックダンサーズなら」

真姫☆「そうね…、にこちゃんなら、なんとか協力してくれるかも知れない」

真姫☆「貸しを作ったとは思ってないけど、絵里のやり方には反感も持ってるかもしれないし」

凛「なるほど…!協力してくれる人もいる、ってことだね!」

真姫☆「えぇ、よし!凛、今から作れる?身体にひっつけて傍目からは視認が難しい感じの超小型盗聴器!」

凛「任せておいて!明日には完成させたるにゃ!」

真姫☆「…ふふっ、見てなさい、絵里。あなたがいくら裏を読もうと…」

真姫☆「私はその裏の裏を行ってみせるんだからっ…!」


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