過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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220: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/10(金) 23:46:53.64 ID:3RgryhaRo
希「それは新聞のプロじゃない…マスコミではないってことかな?」

新聞部部長「はい、その解釈であってます」

ことり「それと今回の話とどう関係が…?」

新聞部部長「えー…、そうですね。つまり、だから…」

新聞部部員A「…部長、落ち着いてください」

新聞部部員B「予定にないこと尋ねられるとすぐパニクっちゃうんだもんね…」

新聞部部長「そこ、余計なことを口にしない」

海未「す、すみません…大丈夫ですか?」

新聞部部長「平気です。…ありがとう、意見が固まりました」

新聞部部長「そう、プロの…プロの報道記者、マスコミであれば、その人の人生がかかっていますから」

新聞部部長「どのような手段を用いても人々の興味を引くことが重要になってきます」

新聞部部長「それが楽しいことであれ、悲しいことであれ」

新聞部部長「しかしボクたちはプロではありません。あくまで全て自分たちの趣味の範囲内…となりますから」

新聞部部長「わざわざ、人が不快になるようなことを記事にしても…面白くないでしょう?」

花陽「今回の勝敗の条件は、誰かが不快になりそうなことだって判断して…ってこと?」

新聞部部長「そうです。いわば賭けのようなものですから。それに条件が解散は、ネガティブなイメージをどうしても持ちかねません」

新聞部部長「そうなると…この戦いでの投票が片方の解散を招くものだと知ってしまえば、純粋に楽しめなくなる…と、ボクたちは考えたのです」

新聞部部長「あ、今回の取材であなた方がその情報を開示して構わないとのことでしたら、一方的に勝利条件のみを公開、ということは可能ですが」

新聞部部長「敗北条件の方はA-RISE側の印象が悪くなる可能性もありますからね」

ことり「そ、そんなことまで考えて記事を作ってるの…!?すごい…」

新聞部部長「はい。楽しい学校生活にさらなる彩りを。嫌な話は見なかったことに。それが我が…我らが新聞部の伝統ある誇りですから」

新聞部部長「きっとボクたちは…新聞部なんてやってますけど、マスコミにはなれないでしょうね」

希「いやいや…、理事長室の会話を盗み聞きするんはかなりレベルの高い技術やと思うよ?どうやって…」

新聞部部長「それは、秘密。新聞部は情報に飢えたハイエナですので」

新聞部部長「何か盛り上がりそうなネタさえ嗅ぎつければ、それがどこであろうと食いつくのみ、です」

真姫「この人…、優しそうに見えて強かね…」

ことり「でも私、部長さんの考え方…好きかな。つまり、知る必要のないことは知らなくていい…ってことだよね」

海未「いいのですか…?あまりいい印象のない言葉なのですがそれは…」

希「楽しむことに必要のない情報はいらないってことやん?うちらにとっては生きるか死ぬかの瀬戸際であっても…」

希「その緊張感を見ている子たちにまで与える必要はない。ただ楽しかったな、で終わらせられたら、それが一番やん」

新聞部部長「わかっていただけますか?信用して頂けたなら取材に移らさせても…」

花陽「あ、じゃああと…ほんの一つだけ、質問…いいですか?」

新聞部部長「はい、なんですか?」

花陽「…あなたは、この学校が…UTXが、好きですか?」

新聞部部長「…ふふっ」

新聞部部長「うんっ!すごくっ…大好きっ!!」


真姫☆(そう語る彼女の笑顔に、嘘なんて微塵も感じられなかった)

真姫☆(やはり私の見込みどおりね。新聞部はきっと…この学校に革命を起こす火付け役になってくれる!)

真姫☆(そして彼女の言葉を聞いた花陽の笑顔も、私にはとても印象的で)

真姫☆(以前の、UTXが…アイドル専攻が嫌いだと言っていた花陽が、今ではUTXを好きになってくれたのには)

真姫☆(なんだか私も…嬉しくなった)


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